ビジネスパーソン向けにワインについての指導などもされている方が初心者から中級者向けに書かれたワイン指南の本です。
最近アジアのビジネスパーソンの多くがワインについて熱心に学ばれているということなのですが、それは欧米でビジネスをするに当たってワインというのは必須の“教養”とされているからみたいなのです。
そういった人に向けられたのがこの本で、単純にワインを楽しむだけではなく、ワインに関する歴史などの知識なども身に付けて、グローバル、特に欧米でビジネスをする際に恥をかかないようにしようということもあるのかも知れません。
そういった趣旨もあるからか、個別のワインの知識一辺倒ではなく、歴史の流れとかを踏まえた記述が多いので、かなり受け入れやすかったです。
またフランスの高級ワインだけでなく、アメリカやチリなどの新興国のワインもそれなりに取り上げられていて、幅広く認識できるのはいいかも知れません。
まあ一緒にワインを飲むような人と仕事をすることは最早無いかな、と思いますが、ちょっとこういう知識があればいいな、ということで…