百まで生きる覚悟/春日キスヨ

 

百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法 (光文社新書)

百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法 (光文社新書)

 

 

 “人生100年時代”と言われるようになった超長寿時代になった現代における「身じまい」の在り方を紹介された本です。

 昨今は90歳代になってもかなり元気に過ごされている方が多くおられて、かなり健康の自身のある方も少なからずいらっしゃるということなのですが、その“元気”が“過信”につながっていることも多いということです。

 確かに健康に配慮されて元気に過ごされる方はいらっしゃるのですが、一旦大ケガをされたり、近親者の逝去があったりすると、坂道を転げ落ちるように寝たきりになってそのまま死に至るということも多いということです。

 ただ元気なあいだは「身じまい」に向けた準備に取組まれる方は、“元気”が“過信”になり「まだまだ大丈夫!」と先延ばしにしてしまうということです。

 現代では多くの人が「子供には迷惑をかけたくない」と言いながら、「誰かが何とかしてくれるだろう」という相反するキモチもあり、結局何も準備をしないまま寝たきりになり、軋轢になるといったケースもあるということで、元気なうちにある程度の準備をして言うことを勧められています。

 ワタクシ自身、50代に差し掛かったばかりなんで、まだまだだと思っていますが、昨年ガンにかかりながらも、超初期で事なきを得たら、まだまだ…と思っておりますが、ある程度そういう想定をしとかないといけないのかも知れませんね!?