僕たちはもう働かなくていい/堀江貴文

 

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

 

 

 最近堀江さんは、新たなテクノロジーがもたらす利便性などをテコに、如何に自分が自分の好きなことを手掛かりにして生きていくかというライフスタイルの提案を「多動力」をキーワードにして、あれこれとヒントを与えてくれていますが、この本はそういう提案というよりも、考え方の元となる知識…今後、そういったライフスタイルの基盤となると思われるAIの現状を紹介することで、今後のライフスタイルのヒントとして欲しいという想いがあるのかも知れません。

 産業革命時に発生した機械の打ちこわしであるラッタイド運動じゃないですが、新たなテクノロジーが起こると、それに伴って不利益を受ける人を中止に、それを否定する動きが起こるのは歴史の必然とも言える現象ですが、堀江さんはAIがもたらすかもしれない、それほど才能が無くても、生口を得るための労働から解放されて、自己実現やクリエイティビティのための活動に移行できるような触媒としてポテンシャルを秘めているとあって、その可能性を事細かに紹介されています。

 毎月生活費をもらえるベーシックインカムって、まだ夢物語に思える人が多いとは思いますが、そのことで、よりイキイキとした世の中になりそうな感じで、是非とも、そういった状況を早く見たいものです。