「食べない」健康法/石原結實

 

「食べない」健康法 (PHP文庫)

「食べない」健康法 (PHP文庫)

 

 

 またまた「1日1食」関連の本ですが、この方はそういった主旨の本の草分け的な方のようで、伊豆で主宰されている断食道場はかなりの盛況のようです。

 ただ、この方は必ずしも「1日1食」に固執されているワケではなく、どれか1食を人参ジュースなどのみにして、もう1食をそば程度の軽食、残りの1食は自由に食べていいという感じで、割と柔軟に捉えられています。

 夏井さんの『炭水化物が人類を滅ぼす』でも紹介されていましたが、人間のカラダは空腹の時には様々な酵素が分泌されるものの、満腹時に分泌されるのはインスリンのみ
だということで、やっぱり元々人間は空腹であることを前提にカラダの構造が出来上がっていることがわかります。

 またよく言われるように、動物が病気やケガをした際に、何も食べずにじっとしていて治すように、食べるということは生物のカラダに相当な負担を強いるようで、あまり病人に食べろ食べろというのはキツイのかも知れません。

 これくらいならすぐにでも取り組めそうな感じです。