以前、日本人は大腸がんには罹患しにくかったということなのですが、2017年には女性の部位別のがんでの死亡数で1位となるなど、大きなリスクとなってきています。
以前、日本人が大腸がんに罹患しにくかったのは、味噌や漬物などの発酵性食品を多く摂取していたからだということなんですが、最近は食の欧米化が進んだことで、欧米同様大腸がんの罹患率が高くなってしまったということです。
そういったこともあって、最近“腸内フローラ”とコトバが取り沙汰されるようになり、ヨーグルトの摂取などが勧められるようになっていますが、この本ではヨーグルトなどの動物性乳酸菌よりも、漬物や味噌などの植物性乳酸菌の摂取の方が、腸内環境を整えるのに効果が高いということで、そういった食生活を勧められています。
またエクストラバージン・オリーブオイルを食用油として使用することも腸内環境を整えるに役立つということです。
確かにワタクシも十二指腸がんに罹患した時も、同室の入院患者は大腸がんの方ばかりでしたし、ワタクシも大きく分けると“腸”のがんだったということもあって、発酵性食品をしっかりと摂らないと、と思い返させられました。