弘兼さんのリタイア本ですが、この本は純粋にリタイア後の生き方を説かれた本というよりも、サラリーマンで言うとリタイアの年代を迎えた弘兼さんがその後の生活にいてエッセイ風に語ったモノと言った方がいいかと思います。
モチロンこれまで弘兼さんが数多くのリタイア本で紹介されてきたようなリタイヤ後の生活のノウハウみたいなモノもちりばめられてはいて、そういったテーマごとに章割りはされているのですが、体系的にどうのこうのといった感じではなく、そういったテーマの中で弘兼さんが感じられていることを書かれているという感じです。
よく、如何にしてリタイヤ後の人生を充実させるかということについて言われますが、逆にそういったことに固執することで苦しむという側面もあるようで、あくまでもリラックスして自然体に淡々としていることも一つのスタイルであるというのは発見です。
ただやはり弘兼さん自身がリタイアのない漫画家で未だバリバリの現役であることもあって、なかなかマネしにくいところもあるのですが、それぞれちょっとしたヒントとして自分が取り入れられるモノを少しずつピックアップするといった姿勢がいいのかも知れませんね!?