今、韓国で起こっていること/シンシアリー

 

今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る

今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る

  • 作者:シンシアリー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/08/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 『韓国人による○韓論』シリーズで、韓国における反日の状況に関する著作で知られるシンシアリーさんの著書で、これまではその時期に起こった事象について語られることが多かったのですが、この本では韓国人の「反日」のメンタリティにフォーカスされた内容となっています。

 これまでの著書でも韓国では「反日」は憲法にも書かれていて、北朝鮮との敵対と並んで「国是」ともいえる考え方とも言えるようなのですが、文在寅政権においては極端な親北的な志向もあって、「反日」がクローズアップされている感がありますが、そういった韓国人のメンタリティについて詳細に取り上げられています。

 そんな中で『反日民族主義』が韓国でもベストセラーとなったように「反日」に対する批判も取りざたされるようになり、そういった論争についても紹介されています。

 そういった論争が起こること自体、かなり韓国では斬新なことのようで、日本で報道されているような、そういった現象を以って、韓国人の考え方が変わっていくようなモノではなさそうで、未だ、韓国人の大半が「反日」の考えが、無意識で思想のベースになっているようで、それだけ韓国における教育での効果が浸透しているようです。

 日本では、韓国が「ゴールを動かす」との非難がありますが、韓国人にとっては「正義」のためには「ゴールを動かす」ことは正しいことだと思われており、特に「反日」のためであれば、推奨されることであり、そういった根本的な考え方で相容れないことを指摘されています。

 こういったことをクローズアップされると、日本人は韓国人とは根本的に理解しあえないのかもしれないと思わざるを得ません…