成功の掟/マーク・フィッシャー

 

新装版 成功の掟

新装版 成功の掟

 

 

 ヨメが知人の推薦図書だということで読んでいたので、ワタクシも手に取ってみました。

 この本の著者である、マーク・フィッシャーさんはカナダ出身の自己啓発書の著者だということなのですが、一読して思ったのが、いかにもアメリカ的な自己啓発本の書き手だなぁ、ということで、次に思い浮かべたのが、日本を代表する自己啓発本の著者である本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』だったりします。

 というのも、この本も成功を望む若い人に、成功者である老人が、詩人の成功譚を授けるという内容が『ユダヤ人大富豪の教え』に酷似しているからなのですが、そういうフォーマットって、結構アメリカの成功本にありがちなので、この本の著者であるフィッシャーさんも本田健さんもそういったフォーマットに則って書かれたことは十分あり得るかと思います。(ちなみにこの本の初版は1989年、本田さんの本の初版は2003年なのですが、本田さんがアメリカで学ばれた時期を考えると、この本が下敷きになっているかどうかは、なかなかビミョーなところではあります。)

 多少アプローチは違うところはありますが、本田さんの著書の読者は敢えてこの本を手に取る必要性は低い気はしますが、潜在意識を活用した成功法則を体得してみたい人はどちらかを読んでみるのは、かなり有用なんじゃないかという気がします。(まあ、それを読んでみても体得するのはかなり難しいんですけどね…)