「地元チーム」がある幸福/橘木俊詔

 

「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権 (集英社新書)

「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権 (集英社新書)

 

 

 集英社信書の別の本の好評既刊ってとこでタイトルを見かけた時は大いに期待しましたよ…地方にプロスポーツチームができて、紆余曲折を経ながらもチームも地元も繁栄しました、みたいな密着ストーリーみたいなのを…

 労働経済学のセンセイがロクに知りもしないスポーツのことを掘り下げるためのリサーチもそこそこに、ああJ3ができて地方にもプロスポーツチームがいっぱいできてよかったね、でも集客が大変みたいね…そんなことはちょっとそのスポーツに関心のある人は分かり切っていることで、わざわざそんなことを新書に書いて、その辺の話に終始してしまうって、どういう神経なんでしょ!?

 それだけじゃなく、それを“好評既刊”にしていまう出版社の見識も疑いたくなります。

 久々に単純に読んだ時間がムダなカスみたいな本を手に取ってしまいました。(自腹で買ってたら大暴れやったわ…)