この本を書かれた坪田先生は、元々眼科医をされていた方なのですが、アンチエイジング医学に取組んでおられて、この本では健康寿命を伸ばして「元気な100歳」を目指すための方法論を紹介されています。
「元気な100歳」を目指すには、長寿遺伝子サーツーというものに”スイッチ”を入れる手段として「カロリーリストリクション」、要はカロリー制限をしようということです。
70歳代を過ぎて、それまでと同じようにカロリー摂取をしていると老化につながるということで、言ってみれば糖質制限と同じような取り組みをすることで老化の防止につながるということです。
あとは、適度な運動をするとか、上機嫌で過ごすとか、長寿本にありがちな方法論が勧められているワケですが、そういう”ありがちな”ことについて、理論的な背景を紹介されているところがこの本のメリットと言えるかも知れません。
魔法の杖みたいなモノを期待される向きには肩透かしになるかも知れませんが、言ってみれば、当たり前のことに当たり前に取り組むことが長寿の秘訣と言えるのかもしれませんね!?