平尾誠二夫妻との共著である『友情』の第二弾という位置づけなのですが、この本では山中先生はほとんど名義貸し程度で、多くは平尾さんが関わってきた人たちの、平尾さんを亡くしてのコメントを集めたモノとなっています。
そのコメントを寄せられている方々と言うのが、伏見工、同志社、神戸製鋼や日本代表などでプレーを共にした人々だけではなく、様々なシチュエーションで平尾さんと関わられた方々が、そのフランクな人柄に魅了され、深い交流となっていったことを告白されています。
これまでもラグビー関連の本をいろいろ読んで、平尾さんの飾らない人柄について見聞きしていましたが、波長の合った人とはかなり
最後に、ご子息お二方と奥さまのコメントが寄せられますが、多忙な生活を送られていた平尾さんだけに、あまり子育てなどには関われなかったようですが、それでもお嬢さんと息子さんは平尾さんから注がれた愛情や想いをしっかりと受け止められているようで、必ずしも多く手を掛けたりすることだけが”子育て”じゃないんだな、ということを感じます。
個人的には、平尾さんが亡くなられた後、2018-19シーズンに神戸製鋼がトップリーグ制覇を成し遂げた試合を観戦したのですが、この本の中で山中先生と平尾さんの息子さんがその試合を観戦されいたことを知って、かなりグッときました。
平尾さんの奥様が、平尾誠二を覚えておいて欲しい、ということをおっしゃられていますが、忘れるワケないじゃないですか!?