「反日」異常事態/シンシアリー

 

 

 シンシアリーさんの「反日」本の現時点での最新刊です。

 

 史上最悪の日韓関係と言われて久しいですが、ここ数年それでもより状況が悪化していくことにさすがに空恐ろしさを感じていますが、こういう状況もシンシアリーさんは以前の著書でそれとなく触れられていて、さすがにそこまでいかないでしょう!?と思っていたのが、どんどんと現実になっていってしまっています。

 

 この状況というのがコロナ禍において、韓国政府が「K防疫」と称して、想定されているよりもかなりウマく立ち回ってしまったが故に、「反日」的にもなおメンドクサイことになってしまっているようです。

 

 一時期はかなりコロナウィルスの感染を抑え込んでいたこともあって、世界的にも注目されていた時期があり、想定していなかった称賛を浴びたことで韓国人の自尊心が膨れ上がってしまい、韓国人から見て感染対策に”失敗して”いた日本にあからさまに上から目線を向けるようになったということです。

 

 その”上から目線”で、親切心からではなく、マウンティング的な姿勢で日本を支援すべきだという意見があったようなんですが、何せ「最悪の日韓関係」もあって、まさか韓国からの支援を想定しなかった日本政府が断ってしまったところ、ご機嫌を損ねられて「反日」の火に油を注いでしまったカタチになったということです。

 

 ましてや、さらにヒドイ状況になっているアメリカにもそういう目を向けるようになって、最早韓米同盟なんて不要という空気になり、最近では「70年前はアメリカと組むことが有利だったから組んだだけ」的なことをあからさまに言ってしまう外交担当の高官まで出てきてしまう始末で、こういう状況についてシンシアリーさんは「小児病」と呼んで非難されています。

 

 まあ、その防疫の効果自体はそれなりに評価すべきなんでしょうけど、その方法論というのはかなり人権を無視した強権的な手法を用いていたようで、そういう意味でもやはり韓国と言うのは中国との近似性を感じざるを得ないところがあり、国全体の空気としても、最早アメリカよりも中国を選んだ方がいいんじゃないか、その前提として北朝鮮との統一も視野に入れるべきなんじゃないかという考え方が広まっているように思えます。

 

 まあ、カタチだけの外交は続くのかも知れませんが、ホントに韓国は「近くて遠い国」になってしまうようです…