先日50歳になられた時に、50歳代としてのあり方を語られた『おとなのきほん』を紹介しましたが、この本は松浦さんが40歳代に突入された頃に書かれた、その後の人生のあり方を語られたモノになっています。
松浦さんはご自身の人生の中で70歳でピークを迎えたいとおっしゃっておられて、40歳はそこに向けた再スタートということで「セカンドバースデイ」と位置付けられています。
30歳代までは、多くの人がある意味わき目も振らず突っ走って来ることが多いと思うのですが、40歳代になって多少それまでの経験について振り返ることで、今後の人生に向けて戦略を練り直す時期にあたるようです。
そんな中で40歳代以降の人生においては、それまでの経験を踏まえて「与える人生」を送っていこうとされています。
松浦さんは『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』の中で、その人が稼げるお金というのが、「感動×人の数」という式で表せるとおっしゃっていましたが、お金を稼ぐという打算的な部分も多少はあるのかも知れませんが、純粋に周囲の人に喜んでもらうことがその後の人生を充実させることにつながるということで、その後の人生の様々な局面を周囲の人に「与える」ことに繋げるようにすることを勧められています。
そのためにもまだまだ自分の可能性を広げていくことも重要だとおっしゃっておられますし、自分の健康の維持などにも留意しておくべきだということです。
自分の40歳代を振り返ると、そこまで達観した考えを持っていたワケではないのですが、単身赴任を通して、多少は自分の身の回りのことをちゃんとこなせるようになって、リタイア後にヨメに必要以上の負担をかけることだけは避けられそうです。
10年遅れてはしまいましたが、松浦さんのように周囲へ少しでも「与える」ことができるように考えていければなぁ、という感じです。