コーチが教える!「すぐやる」技術/井上裕之

 

 

 いわゆる”自己啓発本”にハマり始めた頃、かなりの頻度でフォレスト出版の書籍を読んでいた記憶があるのですが、この本の著者である井上裕之さんもフォレスト出版が生み出したスター作家で、2000年代後半には『自分で奇跡を起こす方法』などヒット本を連発されていたと記憶しています。

 

 結構フォレスト出版の”自己啓発本”って、石井裕之さんや苫米地英人さんの一連の著作で特に顕著ですが、結構催眠系的なモノが多くて、そういうのに辟易してあまり手に取らなくなってしまったのですが、結構久々に目についたので手に取ってみました。

 

 この方は、家族で交通事故にあって、奥さまが植物状態になることを覚悟しろと言われた状態から、フツーの生活にまで戻れるようになったという”成功体験”を著書の中で再三”ツカミ”されていますが、そういう不屈の精神の持ち主だけに、結構ド・ストレートとも言える”自己啓発本”的な内容なので、あまり頻繁に読むと、これまた食傷してしまうのですが、久々に手に取って、そういうストレートさに快感を感じてしまいました!(笑)

 

 というのも、結局何事かを為すということは、自分が叶えたいと思う夢に向けて、目標を立てて、現状とのギャップを把握し、そのギャップを淡々と埋めていくしかないのですが、なかなかその過程で当初の熱が冷めてしまい、いつかうやむやになってしまうのが通例だと思うのですが、井上さんのように熱を燃やし続ける”何か”が必要なんだろうな、と思います。

 

 という意味で、方法論というよりも、そういう”熱”を感じるために、タマにこういう”アツい”本を読むのは、励みになっていいもんだな、と思い出させてくれました。