仏教の教えに基づいた、多くの人の悩みの解決につながる著書で知られる僧侶の小池龍之介さんが語る「自己愛」との付き合い方です。
この本では、どれだけ謙虚にしようとしていても、どこかしら出てしまって、困ったことになってしまう「自己愛」の現れ方とその対処について、
つながりすぎない
イライラしない
言い訳しない
せかさない
比べない
という5つにカテゴライズして、煩悩の数とされる108種類紹介されています。
ただ、そういう「自己愛」は同時に自分を救ったり、何らかの成功に繋がったりする要素でもあり、小池さん自身も時折出てきてしまった「自己愛」が故に、あとで恥ずかしい想いをすることを告白されており、それだけの修行をされていてもなかなか克服することはできないようで、極端な話、ブッダのように解脱しないとムリなのかも知れません。
ということで、如何にうまく「自己愛」と付き合って行くことを心がけるしかないのですが、我々自身がそういう矛盾に満ちた存在なんだということを意識することが重要なのかも知れません。