糖質制限の真実/山田悟

 

 

 2年くらい前に血圧を下げたくて糖質制限に関する本を読み漁っていた時期があり、単身赴任中だったこともあって、それなりにマジメに糖質制限に取組んで、血圧には少しは効果があったものの、それよりも体重が劇的に下がって喜んでいたのですが、1年位前にコロナ禍に伴う在宅勤務ということで、一旦自宅に戻ったことで、すっかり体重も元に戻ってしまいました…(泣)

 

 で、ウチの会社では“ニューノーマル”への対応とかなんとかいって、原則単身赴任を止めるということで、ワタクシ自身単身赴任に復帰する可能性がほぼ無くなったこともあって、ちょっと自宅ベースの生活でも糖質制限を復活させようかということで、久しぶりにやる気を注入する意味で、糖質制限に関する本を手に取ってみました。

 

 いろんな本を読んでいる中で、栄養学に関する常識の転換ということについてはなんとなく窺い知っていましたが、この本はそこをメインテーマとされています。

 

 元々糖尿病の治療ではカロリー制限が治療の大きな柱になっていたということですが、いくらカロリー制限をしても病状が好転しない患者さんが多かったということで、どうやら脂質の制限よりも糖質の制限の方が効くんじゃないかということから徐々に研究が進んだようで、現在では糖質制限を治療の柱とされているところも少なからずあるようです。

 

 そういう重度の疾患を持つ人だけでなく、ワタクシどものような50代以降になると循環器系の衰えから、血糖値にあまり乱高下があると急激に老化を招く可能性が高いということもあって、できる限りそういった血糖値の上下を緩やかにしようということで糖質制限が有効だということです。

 

 とりあえずリクツは復習できたので、次は実践の方向性をおさらいできる本を探しましょうかね!?