精神科医の方がご自身の臨床経験を踏まえて、いわゆる”草食系”と言われる人々ができる限りストレスを感じないように仕事に取組むためのヒントを紹介されています。
この本が出版されたのが2009年ということで、現在では多少状況は変わっている気はするのですが、”草食系”と言われる人たちは、割と”肉食系”のガツガツした人たちの割を食ってストレスをためることが多いんじゃないかと思いますが、奥田先生によると、そういう人たちって押しなべて自己肯定感が低いという共通点があるとおっしゃいます。
もちろんゴリゴリ仕事を進める役割を担う人も必要でしょうけど、周囲とのバランスを見て、円滑に仕事が進むように配慮するというのも重要な役割ですし、そういう意味で”草食系”と言われる人たちも結構貴重な戦力であるはずです。
とかく草食系の人たちは、周囲の人への配慮には長けているものの、自身への配慮が欠けていることが多いということで、そのことがストレスにつながることが多いということもあって、自分を認めてあげることが生き易さの第一歩となるようです。
だから自分にストレスがかかるようなガツガツした人たちと、必ずしも”いい関係”である必要はないということで、仕事が回る最低限の接触にすることで、過度にストレスを受けることを避けるように勧められています。
個人的には、どっちつかずのキャラなので、ある程度どっちの言い分もわかる気がするのですが、周りが見えてバランスをとれる分、多少ワガママでもいいんじゃないでしょうか!?(笑)