田舎者ですが、なにか?/樋口裕一

 

田舎者ですが、なにか? (角川文庫)

田舎者ですが、なにか? (角川文庫)

 

 

 血液型とか星座とか、何かとカテゴライズしてそれぞれの属性の特徴を扱ったモノは多いですが、この本では「田舎者」の度合いを元に人々をカテゴライズして、その行動特性と、周囲にいた場合のトリセツを紹介されています。

 

 「田舎者」の度合いのカテゴライズですが、

 

   「都会人気取りの田舎者」

   「田舎に戻れない都会人」

   「都会生まれの田舎者」

   「混じりけなしの田舎者」

   「どこから見ても都会人」

 

の5つに分けられて、それぞれの生態を追われます。

 

 基本的には都会にあるオフィスでの対応を紹介されるワケですが、結構それぞれのカテゴリーで、こういう人いるいる!!といった感じでクスッと笑えるのですが、どのカテゴリーも、まぁ何というかメンドくさいキャラばっかりで、よのなかこんなにヤなヤツばっかりなんだろうかと思ってしまいます…

 

 まあ、ちょっと「都会生まれの田舎者」というムリヤリ感のあるカテゴライズもありますが、それぞれこういう人いるよなぁ…という感じなので、上司でも部下でもこういう人がいた場合のトリセツについては、結構正鵠を得ているのかな、という気がします。

 

 ワタクシ自身、関西から東京に出ても、全く関西弁が抜けることなく、関西を田舎と言ってしまうのなら、ゴリゴリの「混じりけなしの田舎者」になるのかなと思うのですが、他のカテゴリーの特徴にも思い当たるフシもあり、まあ、そういうザックリとした特徴として参考にしてみれば!?という感じでしょうか…