マイブームの仏教関連の本ですが、もうちょっと端的にどういうモノなのかを知りたいということで、そういうのなら子供向けだろうということで、しかもあの池上さんが手掛けられたモノだということで、ちょっと借りるのが恥ずかしくはあったのですが、手に取ってみました。
言ってみれば、社会の資料集みたいな感じの装丁で、中学生対象にしては、仏教の考え方の結構込み入った部分まで紹介されているので、ちょっと難しいんじゃないと思う位で、それだけにオトナの鑑賞にも耐えるモノとなっています。
お釈迦様が仏教を開かれた経緯から基本的な仏教の考え方、バラモン教やヒンドゥー教などの周辺の宗教との関わり、その後の広がりといった基本的な情報を分かり易く紹介されているのはさすが池上さんです。
日本での展開については、神道との関わりについて触れられているだけで、日本に仏教が入ってからの内容がほとんどないのが、ちょっと残念ではありますが、その辺りは歴史で習うはずだということなんですかね!?
この本はシリーズものの1冊だということで、キリスト教編やイスラム教編もあるようなので、いずれ手に取ってみようかと思います。