仕事ができる人はなぜワインにはまるのか/猪瀬聖

 

 

 昨日紹介した本の真逆を行くような気がする本ですが…

 

 著者はワイン好きのジャーナリストの方で類友でワイン好きのビジネスパーソンが多数いらっしゃるということなのですが、世間的なイメージではおカネがあるからワインが好きと言うよりも、ワインが好きな人は次第に成功することが多いという逆説を提示されて、ご自身の身近な事例を提示されています。

 

 身近な事例と言うのが、ソニーの出井さんだったり、GMOの熊谷さんだったり、元ZOZOの前澤さんだったりと名だたる方々だったりするのですが、この方々も成功以前からワインにハマっていたということなのですが…

 

 まず、ワインは産地や銘柄などかなり種類が多く複雑であることから、そういう複雑な条件の絡み合いがもたらすモノを読み解くというのが、有能なビジネスパーソンの知的好奇心を掻き立てるという側面があってハマるということと、特に海外で活躍される方については、ワインについての知識がアイスブレイクに大きく役立つということで、あながちコジツケでもないのかな…とは感じます。

 

 まあ、ただやっぱり昨日の『イタリアワイン(秘)ファイル』であったように、どうしても日本人のワイン好きは舌よりもアタマで味わおうとする傾向が強いのかな!?と思ってしまいますが、そういうビミョーな差異を味わい分けるスルドい感性もビジネスで成功するための秘訣なのかと…