旅が好きだ!

 

 

 最近度々紹介している「14歳の世渡り術」シリーズの1冊で、今回は各界の著名人による”旅のススメ”です。

 

 昨今は若年層の内向き志向が進んでいるということで、コロナ禍以前でも海外旅行の指向が減少傾向であると言われていますが、こちらは2020年6月というコロナ禍真っ只中での出版で、これを読んでウズウズしてしまったら、どう責任を取ってくれるんだ!?という感じなのですが、「旅が好きだ!」と言いながら、ほぼほぼ海外旅行に関するハナシで埋め尽くされています。

 

 モチロン国内旅行でもそれなりの非日常感は体験できますし、それはそれで有意義ではあるのですが、海外旅行で体験する”思った通りに行かない”体験が、14歳位から社会人になるまでの年代で、ひとしきり体験しておいた方がいいんだろうなあ、ということもありますし、それを手っ取り早く体験する手段が海外旅行なんじゃないかということです。(できれば、ツアーを避けていただいた方が有効かもしれませんし、この本ではツアーはスコープ外になっているように見受けられます…)

 

 そういうマゾヒスティックなところを強調するとヘンタイっぽくなってしまいますが、そういう困った状況を経た後に体験する素晴らしい風景や美味しい食事はひと際印象に残ることでしょう…

 

 ウチでも、ヨメもワタクシもフリーでの海外旅行の信奉者なので、ムスメたちには初の海外旅行の出発時点で、飛行機搭乗の直前に必要なビザが取得できていないというシビレる体験をさせてしまいましたが、それでも海外旅行には行きたいと言っているので、トラウマにならなくて済んで安心していますが、そういうシゲキもひょっとしたら何かの肥やしになっているんじゃないかと思えば、若い人たちには積極的に体験してほしいところですよね!?