昨日に引き続き金川さんの本なのですが、昨日の本の肩書が「出版プロデューサー」だったのに対し、今日の本の肩書は「公認会計士」なんだそうです。(笑)
昨日は「著者のススメ」だったのに対し、今日の本は「読書のススメ」ということですが、この方の芸風はかなり実利的な部分を重視される傾向が強いようで、ビジネスなりなんなりの教訓を得るための読書に役立つ方法ということです。
この本で紹介されている方法では1冊30分位で読めて、しかもかなり内容の定着率が高いということですが、従来のいわゆる速読とは違うということで、その方法のキモとなるのが、
・1冊の本を1回だけでなく、それぞれ違う方法で4回読む
・1冊の20%を読むことで本全体の80%を理解する
・読んだ内容を誰かに伝える「アウトプット」を重視する
ということなんだそうです。
その4回の読み方というのが、
・予測読み
・断捨離読み
・記者読み
・要約読み
ということなのですが、2W1H(What, Why, How)に着目して、まえがき、あとがき、目次などを駆使して、大体どんなことを言っているのかを掴み、ザッと全体を眺めて気になるところを読み、最終的にその本の言いたいことをまとめるようなつもりで読むということです。
これでそんなに内容を把握できるのか!?と訝しむ向きもあるでしょうけど、この方『YouTube図書館』というご自身のチャンネルで毎日2冊の本を紹介しているということで、その中身が1冊辺り10分くらい話されているらしく、そう考えると、ワタクシのこのブログなんて、読んでしまうと1分くらいにしかならないだろうことを考えると相当な密度なワケで、かなりの情報を取れていることが推察されます。
あとはアウトプットなワケですが、最近色んな読書法の本で、アウトプットが奨励されていますが、ワタクシのこんなグダグダした読書ブログでも、やはりそれなりの意識はしてしまうモノなので、何らかのカタチで人に伝えることの効果は高いんだろうなぁ、と思いますし、特にこの本で勧められているのは、誰かに本の内容を教えてあげることなんだそうで、可能であればそういう人を探してみると効果が高いようです。
1冊30分だったら、通勤時間やお風呂の時間など、ながら読書でなんとかひねり出せると思うので、いちど試してみてください。