「自由な国」日本から見た「不自由な国」韓国/シンシアリー

 

 

 『韓国人による○韓論』シリーズで知られるシンシアリーさんによる『人を楽にしてくれる国・日本』『なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか』などに続く、日韓比較論シリーズの最新刊です。

 

 数年前に移住されてすっかり日本の生活にも慣れられたようで、お姉さまが送ってくれた、韓国在住時代に愛飲されていたスティックコーヒーがすっかり口に合わなくなったというエピソードを紹介されています。

 

 この本では、シンシアリーさんの日本での生活の様子に交えて、今年の前半話題になった、ハーバード大学ラムザイヤー教授が発表した「慰安婦=性奴隷」説の否定について語られています。

 

 タイトルを見て多くの日本人は、日本も大概「不自由」な国なんやけどなぁ…と思う人は少なからずいらっしゃると思うのですが、これについて、ラムザイヤー教授「慰安婦=性奴隷」説否定への非難について語られていて、ラムザイヤー教授が研究の成果として発表したモノについて、自分たちの価値観に合わないからと言って撤回を要求するということ自体、学問の自由という近代国家の土台を為すべき基礎を否定するといっても過言ではないということで、シンシアリーさんは慰安婦募集当時の新聞記事等を丹念に調べられて、どうやらラムザイヤー教授が発表したことの傍証となりそうな記事に辿り着いたことを紹介されています。

 

 そういった事象を踏まえて、結局「反日思想」という「韓国人らしさ」で自縛されて、この後進歩が見込めないという意味で「不自由な国」とおっしゃっているのかも知れません。

 

 シンシアリーさんは来日以来、日本人社会がご自身を「縛った」と言えるのは、「人に迷惑をかけない」ことだけだったとおっしゃっているのですが、やっぱり日本にもかなりの自縛はあるような気はするんですけどねぇ…