儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇/ケント・ギルバート

 

 

 右翼本でも排外的なモノがニガテと昨日の投稿でお話しましたが、この本はまさに”排外”本とも言うべき内容となっています。

 

 ”極右”の百田尚樹さんとの対談本『いい加減に目を覚まさんかい、日本人!』で百田さんがこの本を激賞されていましたが、百田さん的にはアメリカ人であるケントさんがこういうことを「よくぞ言ってくれた!」ってとこなんでしょうか…

 

 要するに中国人と韓国人のヘイト本とも言うべき内容のモノで、罵詈雑言まみれなんですが、その原因を儒教に求めているモノとなっているのですが、儒教の教義が公的なコトよりもイエのつながりを重視するということで、公的な倫理観に欠ける傾向が強いというだけでここまでの罵詈雑言と結びつけるのはフェアな態度を重んじるアメリカ人らしくないんじゃないですか!?と感じます。

 

 ただ、罵詈雑言と片付けてしまえないのは、韓国人についてはPRのウマさで、日本を貶めて自国が優位に立つためであれば虚偽の内容でも公的なアナウンスでヘーキで使いかねないということで、日本が真実を述べていればいつか信じてもらえるはずだ、なんて性善説に寄っていると、どんどん不利な方向に追いやられてしまいかねないということで、特に韓国ロビーの勢力が強いアメリカで不利になるということは日本の戦略上致命的なことになりかねないということを指摘されていて、戦略的に対抗措置を取っていくべきことを推奨されています。

 

 もっと深刻なのが中国で、中国自身国境の意識が希薄だった性癖がいまだに健在なのが南シナ海での行状でも明らかで、ゆくゆくは日本を征服しようという意図は中国の指導層のアタマのどこかにあるということは念頭に置いておくべきで、日本の指導層にもスパイ的な人物がいるかもしれない、位のつもりで対応をして行かないと知らないうちに中国の支配下に置かれていた、なんてことになりかねないというのは傾聴に値するんじゃないかな、と思います。

 

 ということで、あまりの排外的な内容で読み切るのはなかなか大変でしたが、これも修行ですね…