精神科医の和田センセイが「上機嫌」でいるコツを教える本です。
冒頭で「上機嫌」でいることのメリットを述べられていて、不機嫌だとどんどん周囲から人が離れて行って孤立して行ってしまうよ…っていうことで、わかっちゃいるんですが、ついイライラしがちなモンでこういう本に時折助けを求めたくなります…
それでもムリにそういう感情を抑えてしまうと、ストレスから精神疾患につながるということもあるのですが、そこまで行かなくても、老化を速めてしまう傾向があるということで、できれば感情を赴くままに表現する方が好ましくはあるようです。
といっても周りに怒りを吐き散らしたり、沈み続けるのもねぇ…ということで、如何にしてそういう感情を反らすかということを紹介されています。
基本的には、一時的に何らかの怒りや悲しみの感情を抱いたとしても、普段の生活に色々と楽しみがある人はすぐにそういうマイナスの感情を忘れることになってしまうということで、普段の生活を充実させることがマイナスの感情に振り回されないようになる近道だということです。
特に、周囲の様々なことに愛情を以って接することで、そういうマイナスの感情を抱くこと自体を軽減することができるようで、周りを自分が好きなモノ・コトで埋め尽くしてしまえば、あんまり嫌な感情に振り回されることはなくなるようです…まぁ、それ自体カンタンなことではなさそうな気もしますけど…