ハンディ版感情的にならない気持ちの整理術/和田秀樹

 

 

 先日和田センセイの『上機嫌な自分でいるコツ』を紹介しましたが、この本も似たような系統の本で、どっちかというとコチラの方が感情のコントロールのノウハウについて具体的かつ系統的に紹介されているような気がするので、割とイライラしやすいワタクシにとって有用な本のように思えます。

 

 和田センセイ自身も割とイライラしやすいタチなんだそうで、精神科医として精神衛生を保つための方法論をいろいろと蓄積されてきたということで、いわばこの本はそういうノウハウの”ベスト盤”的な本なんだそうです。

 

  取り上げられているトピックは、自分でコントロールできないことについては考えないようにするとか、完璧主義的な考え方はやめるとか、自分の感情の傾向を把握しておくといった感じで、これまで読んだ感情のコントロールに関する本のどこかに書かれていたことがほとんどで新たな発見は無いといえばないのですが、基本的にはそういう基本的なことを一つ一つ実行を積み重ねて行って、感情をコントロールするスキルを身に付けて行くようにするしかないんだろうなぁ、というのはなんとなく理解できます。

 

 ただ、ここまで体系的にまとめられているモノはあんまり記憶にない気もするので、この本の各章のトビラ絵のチャートを印刷しておいて、何かイライラした時に見直してみようかと思います。