からだが変わる体幹ウォーキング/金哲彦

 

 

 NHK-BS『ランスマ』のメインMCや駅伝、マラソン中継の実況として引っ張りダコのランニングコーチ金哲彦さんが、おそらく中高年層をターゲットにして書かれたウォーキングのススメです。

 

 この本が出版されたのが2009年で東京マラソンがスタートして3年後ということで、まだその後の爆発的なマラソンブームのハシリみたいなころで、ランニングコーチという役割もそれほどメジャーじゃなかったはずなんで、当時中高年の健康法のひとつとしてもてはやされつつあったウォーキングについて、ランニングと共通点が多いからということで声がかかったんでしょうか…

 

 ランニングでも体感を意識することによって、効率的で故障しにくいフォームでのランニングを推奨されている金さんですが、比較的負荷の少ないウォーキングであっても体幹を意識して”正しい”フォームで歩くことによって、より運動効率が良く疲れにくく、あちこちが傷みにくいウォーキングを推奨されています。

 

 どうしても故障してしまうと、再開することが億劫になり、カラダを動かすことがそれっきりになってしまうリスクがあるということで、ラクに歩けることがウォーキングを継続するための大きなコツとなるということです。

 

 歩くだけで大げさな!?と思われるかも知れませんが、運動習慣のない人が急にムリをするのは意外とリスクが大きいこともあり、ゆっくり楽しくウォーキングをするために、色んなモチベーションを用意することも提唱されており、あんまりカラダのためとか思い過ぎずに、何かの楽しみにウォーキングがくっついているくらいの感じがいいようですよ!?

 

 その延長線上に、マラソンは如何ですか⁉(笑)