金融のプロが実はやっている最もシンプルで賢い投資の結論/北村慶

 

 

 ヨメに頼まれて借りた投資本ですが、ありがちな「長期・分散投資のススメ」でアリながら、さすがは「金融のプロ」が語られるだけのことはある!と唸らされるところの多いモノでした。

 

 著者の北村さんは、日米の金融機関で取締役を務められ、金融庁有識者検討会のメンバーを務められるなどバリバリの金融のプロでありながら、ご自身で投資を始められた当初投信で資産を増やされた経験を語られていて、特に未経験・初心者が投資を始める場合は「長期・分散・積立投資」にすべきだということを強調されています。

 

 特にその中でも世界経済をより忠実に反映するような、

  ・国内株式

  ・先進国株式

  ・新興国株式

  ・国内債券

  ・先進国債

  ・新興国再建

  ・国内REIT

  ・先進国REIT

を均等に投資するeMAXISインデックスファンドを投資対象とすることを勧められているのが印象的です。

 

 ただ、それも単純にeMAXISを対象とするだけでなく、その中でも「純資産50億園以上」とか「運用開始後、5年以上経過」といったスクリーニングの基準を提示されているところが、さすがはプロの観点だといったところだと思います。

 

 その上で、eMAXISとして相場の基調が上げ潮の時に、その波に乗れないという欠点を挙げられていて、そういう場合の対応策についても応用編として紹介されてはいますが、正直、付け焼刃で対応しようとしても、却って大やけどを負いかねないということもあって、eMAXISの「長期・分散・積立投資」で十分じゃないかと思っています。

 

 ということで、特にお年頃のお子様のおられる方は、こういった投資の方法論を早めに伝授して、長い期間をかけて着実に資産を積み上げていけるようしてあげることが、何よりの金融リテラシー教育なんじゃないかと思えます。