僕は自分が見たことしか信じない/内田篤人

 サッカー日本代表不動の右サイドバック内田選手の著書です。

 どっちかというと、モノローグのような感じでまとまりは無いんですが、この本を手に取る
ような人であれば、間違いなくウッチーファンになります!

 クールな感じを装っていながら、意外と骨っぽいみたいな話は聞いていましたが、骨っぽい
っていうのもあるんですけれど、スゴく自分のこだわりを大事にしている、という印象を持ち
ました。

 プレー面で、出来が悪くても言い訳をしないとか、人とのつながりをスゴく大事にしていて、
日本を代表するフットボーラーとなった今でも、昔の恩師に教えられたことを頑なに守って
いたり、めんどくさがりといいながら、友人のために奔走したり…ウッチーって実はメッチャ
いいやつやん!と思わされます。

 特に、小笠原選手や岩政選手など、プロとしての基礎を築くサポートをしてくれた鹿島の
選手への想いが清々しいです。

 400ページ以上もある大著ですが、興味深くて一気に読んでしまいました。