2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自己検証・危険地報道/安田純平、危険地報道を考えるジャーナリストの会

自己検証・危険地報道 (集英社新書) 作者:安田 純平,危険地報道を考えるジャーナリストの会 集英社 Amazon 2015~2018年にシリアで拘束されたジャーナリストの安田純平さんが拘束の経験と紛争地など「危険地」と言われているところへの取材のあり方について…

韓国の借金経済/シンシアリー

韓国の借金経済 (扶桑社BOOKS新書) 作者:シンシアリー 扶桑社 Amazon 尹錫悦氏が韓国の大統領になられてから韓国での反日的な動きが影を潜めて、さぞシンシアリーさんもネタに困っているだろうなぁ、と思いきや、今回の本はほぼほぼ半日ネタがなく、韓…

なぜ世界を知るべきなのか/池上彰

なぜ世界を知るべきなのか (小学館Youth Books) 作者:池上 彰 小学館 Amazon 昨日の『やりたいことが見つからない君へ』、一昨日の『みんなに好かれなくていい』に引き続き、今日も10代向けの小学館YouthBooksから一冊ですが、今日は池上彰さんがコロナ禍の…

やりたいことが見つからない君へ/坪田信貴

やりたいことが見つからない君へ (小学館Youth Books) 作者:坪田 信貴 小学館 Amazon 映画化もされた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の作者で「ビリギャル」こと偏差値30代さやかちゃんを指導して慶応義塾大学に合格…

みんなに好かれなくていい/和田秀樹

みんなに好かれなくていい (小学館Youth Books) 作者:和田 秀樹 小学館 Amazon ここ数年『80歳の壁』の大ヒットを契機にシニア向けの著作が相次いでいた和田センセイですが、この本は小学館YouthBooksという10代向けの新書シリーズの1冊となります。 演出家…

地図から消えるローカル線/新谷幸太郎

地図から消えるローカル線 未来の地域インフラをつくる (日経プレミアシリーズ) 日経BP Amazon 野村総合研究所の社内有志である「鉄道ビジネス検討チーム」が自主研究のレポートして赤字運営に喘ぐローカル線の今後について語られた内容をまとめられたモノだ…

金融のプロが実はやっている最もシンプルで賢い投資の結論/北村慶

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論 作者:北村 慶 朝日新聞出版 Amazon ヨメに頼まれて借りた投資本ですが、ありがちな「長期・分散投資のススメ」でアリながら、さすがは「金融のプロ」が語られるだけのことはある!と唸らされるとこ…

老いと創造/横尾忠則

老いと創造 朦朧人生相談 (講談社現代新書) 作者:横尾 忠則 講談社 Amazon 日本が世界に誇る芸術家である横尾忠則による人生相談本です。 個人的には、どこか世俗を超越したような印象を抱いていた横尾さんに人生相談なんて成り立つんだろうか…と思いつつこ…

大和路の謎を解く/関裕二

(027)大和路の謎を解く (ポプラ新書) 作者:関 裕二 ポプラ社 Amazon 昨日紹介した『古事記に秘められた聖地・神社の謎』に続いて、史跡探訪といった趣の本ですが、こちらは「大和路」が対象となっていますので、乙巳の変以降、奈良時代に至る時期がターゲッ…

古事記に秘められた聖地・神社の謎/三橋健

古事記に秘められた聖地・神社の謎 八百万の神々と日本誕生の舞台裏 ウェッジ Amazon 神道学者の方による『古事記』の聖地巡礼のススメです。 冒頭で『古事記伝』の本居宣長が国学の入門書として執筆した『うひ山ぶみ』の一説で「」上代の巻々をくりかへしく…

スポーツの歴史/レイ・ヴァンプルー

スポーツの歴史: その成り立ちから文化・社会・政治・ビジネスまで 作者:レイ・ヴァンプルー 原書房 Amazon 英国のスポーツ史の研究家の方が語られるスポーツを取り巻く歴史の本です。 元々、気晴らしだったり、賭け事だったり、命のやり取りだったりとかな…

笑いのある世界に生まれたということ/中野信子、兼近大樹

笑いのある世界に生まれたということ (講談社+α新書) 作者:中野信子,兼近大樹 講談社 Amazon 脳科学者の中野センセイがEXITの兼近さんとお笑いを語るという異色作です。 中野センセイは多くの対談本を出版されていますが、今までは年上の男性か女生徒のモノ…

日本を覆う8割の絶望と2割の希望/辛坊治郎

この国は歪んだニュースに溢れている 作者:辛坊 治郎 PHP研究所 Amazon 以前紹介した『この国は歪んだニュースに溢れている』の続編ということですが、昨年末からの自民党の裏金疑惑を引きずったまま新年を迎え、いきなり元旦から能登半島地震と羽田空港の衝…

北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか/秋嶋亮

北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか ―国民は両建構造(ヤラセ)に騙されている 作者:秋嶋亮(旧名・響堂雪乃) 白馬社 Amazon 以前、『ニホンという滅びゆく国に生まれた若い君たちへ OUTBREAK』を紹介した社会学者の秋嶋亮さんの著作ですが、その体制へ…

新解釈親鸞と歎異抄/島田裕巳

新解釈 親鸞と歎異抄 (宝島社新書) 作者:島田 裕巳 宝島社 Amazon 以前、2012年出版の『ほんとうの親鸞』を紹介しましたが、こちらは最新の研究成果を盛り込んで、昨年(2023年)出版されたものだということです。 かつては、「親鸞抹殺説」がまことしやかに…

新版大化改新/遠山美都男

新版 大化改新 「乙巳の変」の謎を解く (中公新書) 作者:遠山美都男 中央公論新社 Amazon いわゆる「大化改新」とされる中大兄皇子と中臣鎌足を中心としたグループが蘇我入鹿の誅殺を企てたクーデターである乙巳の変に端を発した一連の天皇親政に向けた政治…

鳴かずのカッコウ/手嶋龍一

鳴かずのカッコウ (小学館文庫) 作者:手嶋龍一 小学館 Amazon 2021年に出版された手嶋龍一さんのインテリジェンス小説の最新刊で、今回も中国の空母「遼寧」の改修や中国人による日本の資産買いあさりなどのテーマが扱われますが、今回のテーマはそういった…

食文化からイギリスを知るための55章/石原孝哉、市川仁、宇野敬

食文化からイギリスを知るための55章 エリア・スタディーズ191 作者:石原 孝哉,市川 仁,宇野 毅 明石書店 Amazon 食文化を通してイギリスの歴史や社会について語ろうという趣旨の本です。 英国を訪れた方のみならず、英国人自身からもあまりいい評判を聞くこ…

本の読み方/平野啓一郎

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文芸文庫) 作者:平野 啓一郎 PHP研究所 Amazon 芥川賞作家平野啓一郎さんによるスロー・リーディングのススメです。 最早フォトリーディングの手法は使っていないとはいえ、ほぼ毎日1冊の書籍を紹介しているとい…

人類5000年史IV/出口治明

人類5000年史IV (ちくま新書) 作者:出口治明 筑摩書房 Amazon 出口さんのライフワーク『人類5000年史』の第四弾で、1冊目、2冊目と1000年刻みで第三弾で500年が対象になったのが、今回はさらに対象期間が短くなって1501年から1700年と200年がカバー範囲とな…

謎解き 世界の宗教・神話/古市憲寿

謎とき 世界の宗教・神話 (講談社現代新書) 作者:古市憲寿 講談社 Amazon 社会学者(!?)の古市さんが世界中の宗教や神話について、それぞれの専門家から基本的なことを聞くといったカタチの本で、実はそれほどウケなかったということを最後の「謝辞」で告白…

昭和の青春/池上彰

昭和の青春 日本を動かした世代の原動力 (講談社現代新書) 作者:池上彰 講談社 Amazon 池上さんが「昭和」の世相を語られた本です。 昨今、「昭和ブーム」なんだそうで、ムスメたちに聞いても若い子の間でもそういう感じらしいんですが、「はじめに」で、昭…

風俗嬢の見えない孤立/角間惇一郎

風俗嬢の見えない孤立 (光文社新書) 作者:角間 惇一郎 光文社 Amazon 風俗嬢の支援を手掛けるNPOを主宰されている方が語られる風俗嬢の実情です。 これまでもこのブログの中で風俗嬢についての本を何冊か取り上げましたが、概ねエロさに関することや、貧困に…

保護者のためのいじめ解決の教科書/阿部泰尚

保護者のための いじめ解決の教科書 (集英社新書) 作者:阿部 泰尚 集英社 Amazon いじめに関する調査を手掛ける探偵で、いじめ被害者の救援を支援するNPO法人の理事を務める方が、効果的ないじめの解決法を指南された本です。 いじめに探偵!?とワタクシも思…

親の期待に応えなくていい/鴻上尚史

親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks) 作者:鴻上尚史 小学館 Amazon ここ数年「親ガチャ」というコトバが取りざたされるようになり、極端な貧困家庭に生まれたり、「毒親」の下に生まれたことを嘆く風潮が強くなっているような気がしますが、貧困は…

70歳の正解/和田秀樹

70歳の正解 (幻冬舎新書) 作者:和田秀樹 幻冬舎 Amazon 『80歳の壁』の大ヒット以降、和田秀樹さんのシニア本が毎月のように出版されていて、割と内容が被っているとブチブチ言いながらも、ついつい手に取っているワケですが、今回は『80歳の壁』をすんな…

オリンピックと商業主義/小川勝

オリンピックと商業主義 (集英社新書) 作者:小川勝 集英社 Amazon 東京オリンピックの開催に際しても、裏金の問題が取りざたされましたが、この本はオリンピックが次第にコマーシャリズムに侵されていく過程を追った本です。 この本の出版は2012年なので、ま…

思考の方法学/栗田治

思考の方法学 (講談社現代新書) 作者:栗田治 講談社 Amazon 昨日の『言語哲学がはじまる』に引き続き、一見とっつきにくいテーマに見えますが、読み始めるとなかなかに興味深く、イッキに読まされました。 当初哲学的なモノなのなのかな!?と思いきや、この本…

言語哲学がはじまる/野矢茂樹

言語哲学がはじまる (岩波新書) 作者:野矢 茂樹 岩波書店 Amazon 言語哲学の研究者の方が、学生への講義をベースに「言語哲学」が如何なるモノなのかを平易に理解できるように解説された本です。 そもそもワタクシ自身も「言語哲学」というコトバ自体初耳だ…