フォトリーディング
日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力 (文春新書 1380) 作者:出口 治明 文藝春秋 Amazon 2021年1月に罹患した脳梗塞から復活されて2022年7月出版の『復活への底力』に続き、早くも旺盛な執筆活動を再開している新刊です。 いろんなカタチで日本の惨状を…
ミャンマー現代史 (岩波新書 新赤版 1939) 作者:中西 嘉宏 岩波書店 Amazon 2016年の民政移管以降、”アジアのラストフロンティア”と言われ、世界の注目と投資を集めたミャンマーですが、2021年事実上の指導者であるアウン・サン・スーチー女史が拘束されるク…
日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書) 作者:小熊英二 講談社 Amazon 本屋で面出ししてあったので手に取ってみたら600ページ近くにも及ぶ大著…一瞬怯んだんですが、意を決して読んでみました。 『日本社会のしくみ』というなかな…
ビジネス教養 アドラー心理学 新星出版社 Amazon 2013年出版の『嫌われる勇気』の大ヒットで一躍名を馳せたアドラー心理学ですが、この本は新星出版社の『サクッとわかるビジネス教養』シリーズの一冊として、ビジネスにおけるアドラー心理学の活用法を紹介…
面白くてやめられない! 人生の数学 (TJMOOK) 宝島社 Amazon 先日、齋藤センセイの『文系のための理系読書術』を読んで、改めて理系本を読まなければ、ということで、推薦本ではないのですが、こういう本を手に取ってみました。 この本はムック的な造りで、日…
不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき (集英社新書) 作者:おおたとしまさ 集英社 Amazon 先日紹介した『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』で、不登校になったとしても学ぶことはやめないで欲しいということで、そのため…
社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム (講談社現代新書) 作者:荻上チキ 講談社 Amazon 評論家の荻上チキさんが2009年に出版されたメディア論です。 この本におけるメディアというのはかなり広義のモノを含んでおり、テレビだったり、この時期はまだ…
女女問題のトリセツ (SB新書) 作者:黒川 伊保子 SBクリエイティブ Amazon 『妻のトリセツ』を始めとするトリセツシリーズで一躍名を馳せた黒川伊保子さんが取り上げる今回のテーマは「女女問題」なんだそうです。 女同士だから何でもわかりあえるなんてこと…
しつこい不安が消えてなくなる本――敏感すぎるママが笑顔になる! 奇跡のHSPカウンセリング 作者:上野 清香 clover出版 Amazon 最近クローズアップされるようになってきた繊細な感覚を持つ人たちHSP(Highly Sensitive Person)の中でも、子育て中のママで…
地図でスッと頭に入る中東&イスラム30の国と地域 昭文社 Amazon これまでもいろいろと中東諸国やイスラム教についての本を読んでは来たのですが、イマイチ、コレだ!という本には出合えてないような気がして色々と手を出し続けてはいるのですが… この本はイ…
レンズが撮らえた 幕末 日本の事件史 山川出版社 Amazon ペリー来航から明治維新期に残された写真をもとに幕末史を語るという本です。 幕末期には、ボチボチ写真撮影が始まっていたのですが、教科書なんかではパラパラその頃の写真が掲載されてはいますが、…
「プランB」の教科書 (インターナショナル新書) 作者:尾崎 弘之 集英社インターナショナル Amazon 「プランB」というのは、当初実行し始めた計画「プランA」が何らかの事情でウマく行かなくなったことが見通せる状況になった時に実行すべき代替案のことな…
文系のための理系読書術 (知のトレッキング叢書) 作者:齋藤 孝 集英社インターナショナル Amazon 齋藤センセイの「読書のススメ」ですが、今回は文系の人たちへの理系本のススメです。 ”知の怪人”佐藤優さんが、昨今は理系的な教養が不可欠だと再三おっしゃ…
学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法 作者:安田 祐輔 KADOKAWA Amazon ご自身も不登校、引きこもりを経験して、現在不登校や引きこもりの学生が大学を目指した学習を支援する個別指導の進学塾を主宰されている方が語られる、大学進学に…
英語は決まり文句が8割 今日から役立つ「定型表現」学習法 (講談社現代新書) 作者:中田 達也 講談社 Amazon タイトルだけ見ると決まったフレーズだけ覚えれば、手っ取り早く英語を話せるようになりますよ、と捉える向きも少なからずおられるとは思うのですが…
偉人メシ伝: 「天才」は何を食べて「成功」したのか? 作者:真山知幸 笠間書院 Amazon 歴史上の偉人からボブ・マーリーやビートルズまで著名人がどのような食事をしていたかを紹介した本です。 もう少し、それぞれの偉人が生きた時期との食文化との絡みなんか…
ビッグデータ探偵団 (講談社現代新書) 作者:安宅和人,池宮伸次,Yahoo!ビッグデータレポートチーム 講談社 Amazon Yahoo!のビッグデータ分析チームがビッグデータにどんなことができるかを紹介した本です。 ビッグデータがクローズアップされるようにな…
新型コロナ時代のランニング 作者:金 哲彦 KADOKAWA Amazon NHK-BS1の『ランスマ』やマラソン中継の解説などでもおなじみのランニングコーチの金哲彦さんによるコロナ禍を契機にしたランニングのススメです。 個人的には、コロナ禍で2~3年大会から離れざ…
マンガでわかる日本仏教13宗派: 各宗派の教義・歴史・葬儀スタイルなどが一目瞭然 誠文堂新光社 Amazon 日本仏教をマンガで紹介するということで、13宗派それぞれの特徴や名僧の事蹟、お作法などについて紹介されています。 そもそも13宗派ということなので…
飛び立つ季節 :旅のつばくろ 作者:沢木 耕太郎 新潮社 Amazon 『深夜特急』で知られる沢木耕太郎さんの日本国内の紀行文である『旅のつばくろ』の続編です。 前作の出版が2022年4月ということで、コロナ禍突入直後の出版で、実際の執筆時期はコロナ禍の影も…
孤独を生きる (PHP新書) 作者:齋藤 孝 PHP研究所 Amazon 齋藤センセイはこれまでも『50歳からの孤独入門』『孤独のチカラ』など「孤独」をテーマにした著書を出版されてきましたが、これまである程度ターゲットとなる年齢層を絞ったカタチのモノとなっていた…
ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書) 作者:望月 優大 講談社 Amazon 日本の移民政策に関する本です。 この本が出版されたのが2019年ということで、元々どちらかというと移民政策には消極的だった日本政府が空前の人手不足を受けて、かな…
「戦後」を点検する (講談社現代新書) 作者:保阪 正康,半藤 一利 講談社 Amazon 名コンビが「戦後」を語ります。 元々、『「昭和」を点検する (講談社現代新書)』という本があるそうなのですが、その本は戦争までで紙幅が尽きてしまい、改めてこの本が企画さ…
日米開戦と情報戦 (講談社現代新書) 作者:森山優 講談社 Amazon 昨日に引き続き太平洋戦争に纏わる本です。 真珠湾攻撃の際には、日本軍の暗号電文がアメリカ側に解読されて既にバレてて丸裸だったと言われますが、特に太平洋戦争開戦前の日米英など戦争当事…
真珠湾の代償 作者:福井 雄三 毎日ワンズ Amazon 戦前、戦中の松岡洋右、重光葵、東郷茂徳という歴代の外相に右腕として重用され、太平洋戦争の回避、および終戦に奔走し、ミズーリの船上でポツダム宣言の受諾に立ち会った外交官である加瀬俊一の評伝です。 …
ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク) 17歳から始める反抗するための社会学 作者:秋嶋 亮 白馬社 Amazon 図書館の新着図書リストでタイトルが気になったので手に取ってみました。 作者の秋嶋亮さんは社会学者ということな…
上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください! 作者:上野 千鶴子,田房 永子 大和書房 Amazon 先日、『最後の講義完全版 これからの時代を生きるあなたへ』での理路整然としたフェミニズム論にいたく感銘を受けたので、改めてこういう本を手に取っ…
あっ! 命の授業 作者:ゴルゴ松本 廣済堂出版 Amazon 先日、「命」の文字芸で知られるコメディアンのゴルゴ松本さんが少年院などに慰問の講演活動をされているということを紹介した自伝的な著書である『「命」の相談室』を紹介しましたが、この本はその授業の…
「殺しあう」世界の読み方 (田原総一朗責任編集 オフレコ!BOOKS) 作者:宮崎学,佐藤優 アスコム Amazon 著者欄だけをみると、”知の怪人”佐藤優さんと宮崎学さんの対談のように見受けられますが、実はあの田原総一朗さんのラジオ番組の一環としての対談…
未曾有と想定外 東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書) 作者:畑村洋太郎 講談社 Amazon 「失敗学」の開祖・畑村先生が東日本大震災における津波被害、原発事故から、今後の日本における災害対応の教訓を説かれた本です。 津波編の冒頭で、東日本大震災時の津…