著者は、現役のメガバンク勤務で「最速出世中」で、そのノウハウをブログで発信している方だということです。
昨今、若い世代を中心に「コスパ」というコトバが取り沙汰されて、仕事においても重視する姿勢が強い人が見られるようですが、オジサンからみると相当勘違いしているな、と思える部分もあって、そういう「勘違い」を正す意味合いもあるようです。
一般的に若い人たちの間で言われる「コスパ」は「最小限努力」に似た感じで、その結果の「パフォーマンス」についてはあまり考慮されていないと思われるフシがあって、結局その「コスパ」な行動によって評価を下げかねないことがあると著者は指摘されていて、この本では自分が投下した時間なり労力なりといったコストから最大限のリターンを得るということで、本来的な意味での「コスパ」と思えるモノで、必ずしも投入するコストの最小化ではなく、成果の最大化に比重が置かれているように思えます。
「おわりに」で書かれているように、この本が目指すところは読者が読み返してみて「当たり前のことしか書いてないじゃん」と感じることだとおっしゃられているように、特にオフィスでの処世術的な自己啓発書の熱心の読者にとっては「あるある」な内容が多いワケですが、実際に「使える」と思えるテクニックが満載で、しかもスキルを磨いて、とか手間がかかることだけじゃなく、気構え次第ですぐに実行できるものも多く、間違った「コスパ」意識でせっかくの能力をスポイルしている若い人たちを救うという意識もあるかもしれず、参考にして「最小努力での最大成果」という正しい「コスパ」を享受してもらいたいモノです。






