2024-01-01から1年間の記事一覧

魂の退職/稲垣えみ子

魂の退社 作者:稲垣 えみ子 東洋経済新報社 Amazon 朝日新聞社会部で「アフロ記者」として名を馳せられた名物記者である著者が、50歳にして退職された過程を紹介した本です。 この方、ワタクシとほぼほぼ同年代(稲垣さんの方が少しだけ上)なので、過ごして…

ちょうどいいわがまま/鎌田實

ちょうどいいわがまま 作者:鎌田實 かんき出版 Amazon 諏訪中央病院の名誉院長の鎌田先生が語られる、プチわがままのススメです。 かねてから『がんばらない』などムリをしない生き方を提唱される著書を出版されている鎌田先生ですが、人間関係においても、…

新・金融政策入門/湯本雅士

新・金融政策入門 (岩波新書 新赤版 1980) 作者:湯本 雅士 岩波書店 Amazon 日銀OBの方が語られる「金融政策」です。 元々、2013年に『金融政策入門』という大学の講義の教科書的な著書を出版されていたようですが、その後、アベノミクスの黒田バズーカにお…

国力とは何か/中野剛志

国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書) 作者:中野剛志 講談社 Amazon 最近マイブームの中野剛志さんの著書ですが、この本は2008年の著書を2011年の東日本大震災を受けて、大幅に加筆修正されて新書化されたモノだということです。 …

買い負ける日本/坂口孝則

買い負ける日本 (幻冬舎新書) 作者:坂口孝則 幻冬舎 Amazon 最近、時折メディアでも企業経営に関して、お見かけるする坂口孝則さんですが、この本は元々の「本職」である企業の資材調達について、日本の没落の要因の一つとも思える調達でも諸外国の後手を踏…

はじめての人類学/奥野克己

はじめての人類学 (講談社現代新書) 作者:奥野 克巳 講談社 Amazon 人類学というと名前は、大学のパンキョーの科目で聞いたことはあっても、なかなかこういうモノだということを実感を持って知っている人は多くないのではないかと思いますが、そういう人類学…

首都防衛/宮地美陽子

首都防衛 (講談社現代新書) 作者:宮地美陽子 講談社 Amazon 「首都防衛」ということですが、首都・東京がどこかから攻撃を受けるということに対しての「防衛」ではなく、主に首都直下地震からの「防衛」を取り扱った本です。 以前紹介した、『南海トラフ地震…

なぜヒトだけが老いるのか/小林武彦

なぜヒトだけが老いるのか (講談社現代新書) 作者:小林武彦 講談社 Amazon 以前、『生物はなぜ死ぬのか』を紹介した生物学者の小林武彦産の著書で、続編的な内容のモノです。 『生物はなぜ死ぬのか』で、生物はその種の進化のために死ぬということを紹介され…

高学歴親という病/成田奈緒子

高学歴親という病 (講談社+α新書) 作者:成田奈緒子 講談社 Amazon 以前、iPS細胞の山中先生との対談本『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』を紹介した、山中先生の大学の同級生でもある小児脳科学者の成田奈緒子さんが、高学歴の親にありがち…

中流危機/NHKスペシャル取材班

中流危機 (講談社現代新書) 作者:NHKスペシャル取材班 講談社 Amazon 2022年9月に放送された『NHKスペシャル”中流危機”を越えて』の取材を元に、日本における「中流」の現状をまとめられた本です。 かつて高度経済成長期には「一億総中流社会」と言われる…

日本の死角/現代ビジネス編

日本の死角 (講談社現代新書) 講談社 Amazon 『現代ビジネス』誌に掲載された記事の中で、日本についての「意外な」事実をアツかったモノを集めた本のようです。 ネット上の記事で、この本に収録されているトピックの一つが紹介されていて、それが興味深く(…

日本思想史新論/中野剛志

日本思想史新論―プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書) 作者:中野 剛志 筑摩書房 Amazon 最近お気に入りの中野剛志さんの著書ですが、これまで紹介してきた財政・金融政策のモノから離れて、近代日本の「思想史」がテーマだそうで、あとがきで…

睡眠障害/西野精治

睡眠障害 現代の国民病を科学の力で克服する (角川新書) 作者:西野 精治 KADOKAWA Amazon 以前『スタンフォード式最高の睡眠』を紹介した、スタンフォード大学医学部精神科睡眠研究所の西野先生が睡眠障害について紹介した本です。 この本では睡眠障害につい…

うらやましいボケかた/五木寛之

うらやましいボケかた (新潮新書) 作者:五木 寛之 新潮社 Amazon また、作家の五木寛之さんの老後本ですが、こちらも先日紹介した『シン・養生論』同様、連載のエッセイをまとめた本だということですが、こちらは『週刊新潮』の連載「生き抜くヒント!」から…

負けてたまるか!日本人/丹羽宇一郎、保阪正康

負けてたまるか! 日本人 私たちは歴史から何を学ぶか (朝日新書) 作者:丹羽宇一郎、保阪正康 朝日新聞出版 Amazon 伊藤忠商事の名経営者として名を馳せ、在中国全権大使も務められ、財界きっての読書家としても知られる丹羽宇一郎さんが、半藤一利サンと並ん…

恋のトリセツ/黒川伊保子

恋のトリセツ (河出新書) 作者:黒川伊保子 河出書房新社 Amazon 『妻のトリセツ』の大ヒットに端を発して、『夫のトリセツ』『娘のトリセツ』など「トリセツ」シリーズは家族を一回り(「父」はスルーされていますが…(笑))して、今回のテーマは「恋」だと…

人間ってなんだ/鴻上尚史

人間ってなんだ (講談社+α新書) 作者:鴻上 尚史 講談社 Amazon 先日、『世間ってなんだ』を紹介しましたが、三部作の一作目である本作を紹介します。 そもそも週刊『SPA!』での27年にわたる連載「ドン・キホーテのピアス」を書籍化する際に、ベストセレ…

ルポ大谷翔平/志村朋哉

ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実 (朝日新書) 作者:志村朋哉 朝日新聞出版 Amazon 大谷翔平が所属するエンゼルスの本拠地アナハイムがあるオレンジ・カウンティ(日本で言う郡のような行政単位)のローカル紙勤務の日本人記者が…

キャリア弱者の成長戦略/間中健介

キャリア弱者の成長戦略(新潮新書) 作者:間中健介 新潮社 Amazon この本の著者である間中さんは、キャリアの序盤で体調を崩されて、一時期派遣社員として仕事をされていましたが、その中でスキルを磨かれて米系のコンサルファームのコンサルタント、電通子…

韓国のグローバル人材育成力/岩渕秀樹

韓国のグローバル人材育成力 超競争社会の真実 (講談社現代新書) 作者:岩渕秀樹 講談社 Amazon 文部科学省の官僚で、在韓日本大使館の初代科学技術担当書記官として韓国に駐在された方が、韓国の人材育成について紹介された本です。 この本が出版されたのが2…

真説・企業論/中野剛志

真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書) 作者:中野剛志 講談社 Amazon 最近、ちょっとハマりつつある中野剛志さんの著書ですが、今回のテーマはベンチャーです。 日本では長らく開業率が低迷しており、起業を活性化させるためにア…

シン・養生論/五木寛之

シン・養生論 (幻冬舎新書 685) 作者:五木 寛之 幻冬舎 Amazon リタイア世代に向けた著書も多い作家の五木寛之ですが、この本は日刊ゲンダイに寄稿されている連載「流されゆく日々」の中で、リタイア世代に向けたモノを集められたモノのようです。 五木さん…

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】/中野剛志

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】 作者:剛志, 中野 ベストセラーズ Amazon 先日、現役の経産官僚でありながら日本の財政・金融政策に批判的な中野剛志さんの著書『 目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』を読んで、色ん…

セルフケアの道具箱/伊藤絵美

セルフケアの道具箱 作者:伊藤絵美 晶文社 Amazon 以前、自伝的な著書である『カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた』を紹介した伊藤絵美さんが、自身でストレスのケアをする方法論を紹介した本を書かれていると知って、手に取ってみました。 割とメ…

1973年に生まれて/速水健朗

1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀 作者:速水 健朗 東京書籍 Amazon サブカル系を中心にかなり幅広いジャンルの著作で知られる著書が、ご自身の生まれである1973年からの半世紀を振り返るという趣旨の著書です。 ワタクシより少し下の世代で同世代…

うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか/ローラ・ヴァンダーカム

うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか 作者:ローラ・ヴァンダーカム,Laura Vanderkam SBクリエイティブ Amazon 寄る年波か、最近当初よく取り上げていた成功本的なモノを取り上げることがメッキリ減ってしまいましたが、久しぶりにそういう…

10代から知っておきたいあなたを丸めこむ「ずるい言葉」/貴戸理恵

10代から知っておきたい あなたを丸めこむ「ずるい言葉」 作者:貴戸 理恵 WAVE出版 Amazon 以前、『10代から知っておきたい女性を閉じ込める「ずるい言葉」』を紹介しましたが、そのシリーズ物の1冊のようで、今回は女性に限らず若いうちから意識しておくべ…

危機の読書/佐藤優

危機の読書 (小学館新書 436) 作者:佐藤 優 小学館 Amazon 最近、”知の怪人”佐藤優さんの読書指南が、かなり実践的というか、事象があまりに複雑化していて、余程の人でなければ読書を現実に応用することが難しくなっていると感じているのか、かなり「即物的…

ワクチンは怖くない/岩田健太郎

ワクチンは怖くない (光文社新書) 作者:岩田 健太郎 光文社 Amazon コロナの感染拡大直前に、クルーズ船の感染防止のために派遣され、忖度なくあまりに的を得た指摘を連発したために、厚労省の技官にクルーズ船から追い出されたという伝説を持つ、感染症の専…

世間ってなんだ/鴻上尚史

世間ってなんだ (講談社+α新書) 作者:鴻上 尚史 講談社 Amazon 『「空気」と「世間」』や『同調圧力のトリセツ』など、かねてから「世間」がもたらす「同調圧力」について批判的な論調の著書を再三出版されてきた劇作家の鴻上さんですが、この本は週刊『SPA!…