2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
危機の正体 コロナ時代を生き抜く技法 (朝日新書) 作者:佐藤 優 朝日新聞出版 Amazon 約一年前に出版された本ですが、”知の怪人”佐藤優さんがアフターコロナに訪れる「危機」について語られます。 この本の執筆時点ではまだ安倍前首相が退任していなくて、コ…
伸びる子どもは○○がすごい (日経プレミアシリーズ) 作者:榎本 博明 日本経済新聞出版社 Amazon 先月『読書する子は○○がすごい』を紹介しましたが、実はコチラの方が先に出版されていたようで、またやらかしたぁ!?と思っていたのですが、『~子は○○がすごい』…
今日が人生最後の日だと思って生きなさい 作者:小澤竹俊 アスコム Amazon 終末医療を専門とするホスピスを主宰されている先生が、2000人以上の患者さんを看取って来られたご経験から、終末期の患者さんの心のありようについて語られた本です。 基本的にはホ…
小説家という職業 (集英社新書) 作者:森博嗣 集英社 Amazon 人気小説家の森博嗣さんがご自身の経験を踏まえて、小説家として活動し続けるための秘訣を語られた本です。 ワタクシ自身、小説家になろうとも、なれるとも1ミリも考えたことがないので、単純に森…
ことばと思考 (岩波新書) 作者:今井 むつみ 岩波書店 Amazon 『英語独習法』が静かなヒットを続けている今井さんの著書ですが、英語関連の著作が話題にはなっているものの、どちらかというと今井さんのメインの研究フィールドは語学というよりも言語学のよう…
日本と世界を知るためのファクト図鑑 宝島社 Amazon “知の怪人”佐藤優さんが監修をされた、多くの日本人にありがちな思い込みを、ファクトを以って正そうという主旨の”図鑑”です。 「日本」「隣国」「世界」という3つのカテゴリーで合わせて105もの、ありが…
産まないことは「逃げ」ですか? (ワニの本) 作者:吉田潮 ベストセラーズ Amazon 個人的には夕方のフジテレビのニュースが『みんなのニュース』だった頃、レギュラーコメンテーターのやくみつるさんがお休みの時に、この本の著者である吉田潮さんが出演され…
私は負けない 「郵便不正事件」はこうして作られた 作者:村木 厚子 中央公論新社 Amazon 元厚生事務次官である村木厚子さんが「郵便不正事件」で”無実の罪”に陥れられる危機から辛うじて逃れた経緯について、オウム真理教の一連の事件の取材で名を馳せた江川…
「定年後」の‟お金の不安“をなくす 貯金がなくても安心老後をすごす方法 作者:大江 英樹 総合法令出版 Amazon 以前このブログでも『定年男子定年女子』『老後不安がなくなる定年男子の流儀』を紹介した、老後のおカネに関する内容の講演などをされている方の…
働かないアリに意義がある (中経の文庫) 作者:長谷川 英祐 KADOKAWA Amazon コチラの本、”知の怪人”佐藤優さんを始めとして、多くの日本を代表する知性が推薦図書として挙げられているということで手に取って見ました。 著者の長谷川さんは進化生物学という…
どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon 『ケーキの切れない非行少年たち』が大きな話題をまいた宮口幸治さんですが、いつもブログを拝見している方がこの本を紹介されているのを見て、続編が…
無理ゲー社会(小学館新書) 作者:橘玲 小学館 Amazon 橘玲さんの近刊ですが、『言ってはいけない』以降『上級国民/下級国民』など、「格差」についての著作が続いていて、この本もそういう流れの一冊と言えそうです。 この本を執筆されることになったキッ…
メンタルの強化書 作者:佐藤優 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 最近は割と即物的な実用書に否定的な見方をされることが多い”知の怪人”佐藤優さんなのですが、やはり編集者からはそういう主旨の著書を求められることが多いようで、特に…
新世紀「コロナ後」を生き抜く 作者:佐藤 優 新潮社 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんが英国の歴史学者エリック・ホブズボームの歴史書『20世紀の歴史』とアルベール・カミュの小説『ペスト』を読み解くことで、昨今のコロナ禍を取り巻く状況の本質をつかもうと…
女性官僚という生き方 岩波書店 Amazon 最近ビミョーに著者ループしている元厚労省事務次官の村木さんが、女性官僚ということにフォーカスした著書があると知って手に取ってみました。 この本はご自身と、様々なバックグラウンドを持つ女性官僚たちのご経験…
子どもを守る仕事 (ちくまプリマー新書) 作者:優, 佐藤,久江, 遠藤,和子, 池上 筑摩書房 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんが臨床心理士であり児童養護に詳しい池上和子さんと共に、長年社会福祉の発展に尽力してこられた遠藤久江さんに児童福祉の進化と現状につ…
先生と私 (幻冬舎文庫) 作者:佐藤 優 幻冬舎 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんは、実は何気に数多くの自伝的な著書を書かれていて、高校時代のソ連・東欧への紀行を描いた『十五の夏』、大学時代を描いた『同志社大学神学部』、外務省から語学研修のためイギリス…
スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon かなり長期間本屋さんで平積みになっていて気になっていた本をようやく手に取りましたが、思っていたよりもずっと衝撃的な内容でした。 スマホの弊害についてはいろいろと言われていますし、…
日本型組織の病を考える (角川新書) 作者:村木 厚子 KADOKAWA Amazon 障害者団体向けの郵便料金の割引制度の不正利用事件で逮捕され、検察が証拠を捏造して冤罪の危機の中無罪を勝ち取り、その後厚労省事務次官まで登り詰められた村木さんが、冤罪事件におけ…
言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書) 作者:塙 宣之 集英社 Amazon ご自身も2008年に決勝進出を果たし、2018年からは審査員を務められているナイツの塙さんが、M-1グランプリについて語られた本です。 ワタクシ自身そんなに積極的にお笑…
教育格差 (ちくま新書) 作者:松岡 亮二 筑摩書房 Amazon このブログでも最近「格差」に関する本を比較的頻繁に取り上げていますが、この本は教育における「格差」の実態を統計などを駆使して分析した、どちらかというと学究的な本です。 これまでこのブログ…
ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。 作者:フミコフミオ KADOKAWA Amazon この本、タイトルが気になって手に取ってみたのですが、中間管理職サラリーマンの悲哀をつづったブログ『Ever…
ニュータイプの時代 作者:山口 周 ダイヤモンド社 Amazon ここのところ山口周さんの著書を立て続けに紹介していますが、この本は出世作となった『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の実践編というか、そのコンセプトをビジネスでどのように活…
不条理を生きるチカラ 作者:佐藤 優,香山 リカ ビジネス社 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんが精神科医の香山リカさんと対談された本なのですが、テーマが「不条理」に纏わる思想についてのことらしく、思想家としての香山さんとの対談ということです。 サブタイ…
すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない 作者:鈴木涼美 マガジンハウス Amazon 『「AV女優」の社会学』などの女性にまつわる様々なルポルタージュを手掛けられている鈴木涼美さんが、周囲から見ると割と恵まれた境遇にある女性の”満たされなさ”につい…
自衛隊メンタル教官が教える 50代から心を整える技術 (朝日新書) 作者:下園 壮太 朝日新聞出版 Amazon 自衛隊で隊員のメンタルヘルス教育を担当する「心理幹部」を務められていた方が紹介される50歳代のメンタルケアについての本です。 先日紹介した榎本さん…
賢慮(けんりょ)の世界史 国民の知力が国を守る (PHP新書) 作者:佐藤 優,岡部 伸 PHP研究所 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんが外務省在勤時代からの知己である産経新聞の岡部さんと共に近代史を取り巻くインテリジェンスの果たしてきた役割について語られた本で…
体育会系上司 - 「脳みそ筋肉」な人の取扱説明書 - (ワニブックスPLUS新書) 作者:榎本 博明 ワニブックス Amazon 昨日に引き続き榎本さんの著書ですが、今回のテーマは「体育会」的な体質の弊害です。 この本が出版されたのが、日大アメフト部の悪質タックル…
50歳からのむなしさの心理学 (朝日新書) 作者:榎本 博明 朝日新聞出版 Amazon これまでこのブログでは『「やりたい仕事」病』や『「自分はこんなもんじゃない」の心理』など若い人たちの自己実現についての本を紹介してきた榎本さんなのですが、最近では『読…
あなたの会社、その働き方は幸せですか? (単行本) 作者:出口 治明,上野 千鶴子 祥伝社 Amazon 出口さんが『おひとりさまの老後』などの著書で知られるジェンダー論の大家上野千鶴子先生と日本の企業における女性の働きにくさなど、日本企業における労働環境…