2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ 作者:ブレイディ みかこ 文藝春秋 Amazon 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が大きな話題をまいたブレイディみかこさんですが、この本は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の中…
脳梗塞日誌 ~病棟から発信! 涙と笑いとリハビリの100日間 作者:日垣 隆 大和書房 Amazon ひと頃かなり熱心に日垣さんの本を読み漁った時期があったのですが、そういえば最近あまり出版の情報を聞かないなぁ、と思ったら図書館でこの本を見つけてビックリした…
超バカの壁(新潮新書) 作者:養老孟司 新潮社 Amazon 『バカの壁』『死の壁』に続く3部作の完結編だということなのですが、前2冊を出版したことによって、何かと人生相談を持ち掛けられるようになったということなのですが、段々と答えるのがメンドーにな…
死の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ 作者:養老孟司 新潮社 Amazon 大ベストセラーである『バカの壁』の続編なんですが、一冊「死」にまつわる様々なトピックで埋め尽くされています。 『バカの壁』で、知性の「壁」となるのは”無関心”が最たるものだというこ…
言葉のチカラ (集英社文庫) 作者:香山 リカ 集英社 Amazon 精神科医の香山リカさんが、ご自身の臨床のご経験なども通して感じられた「言葉にチカラ」について、ネットメディアで連載された内容をまとめた本です。 おそらくある程度以上の年齢を重ねられた人…
80歳、何かあきらめ、何もあきらめない 作者:萩本 欽一 主婦と生活社 Amazon 今や伝説のコメディアンであり、ここ10年くらいはシニア向けの自己啓発書的な書籍も出されている”欽ちゃん”こと萩本欽一さんが、ご自身が80歳を迎えたこともあり、80歳代の処…
シンプルに考える 作者:森川亮 ダイヤモンド社 Amazon LINE株式会社のCEOを務められた方が退任に当たって、経営の考え方を紹介された本です。 この方、日テレ、ソニーという日本を代表する大企業を経て、現在のLINEであるハンゲーム・ジャパンに入られたとい…
日本ノンフィクション史 - ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書) 作者:武田 徹 中央公論新社 Amazon ご自身もノンフィクション・ライターとして活躍されている方が語る日本におけるノンフィクションの歴史です。 ノンフィクション…
日本は没落する 作者:榊原 英資 朝日新聞社 Amazon 旧大蔵省(現財務省)で国際金融行政で長く辣腕を振るわれ「ミスター円」との異名を持つ榊原英資さんが退官後の2007年に執筆された警告の書の2011年文庫化に伴う加筆が加えられたバージョンです。 10数年前…
歴史と視点 (新潮文庫) 作者:遼太郎, 司馬 新潮社 Amazon 司馬遼太郎さんといえば「司馬史観」と言われ、歴史の研究家もその影響を無視できない巨大な存在となっていますが、この本はまだそれほど歴史に関する考え方についての著作を出版していなかった昭和4…
立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演 作者:立花隆 中央公論新社 Amazon 昨年4月に亡くなられた”知の巨人”立花隆さんの没後に出版された、これまでの著書に未所収だった長崎大学での2015年の講演や1991年の大江健三郎さんとの…
バカの壁(新潮新書) 作者:養老孟司 新潮社 Amazon 2003年に出版されて400万部を超える大ベストセラーとなった本ですが、未読だったことを思い出して手に取ってみました。 「バカの壁」とは「人は知りたくないことに耳を貸さず情報を遮断すること」なんだそ…
殿様の通信簿 (新潮文庫) 作者:道史, 磯田 新潮社 Amazon 今回の磯田センセイの本は、元禄期に各藩の藩主や政治状況について記したと言われる『土芥寇讎記』をベースに戦国末期から元禄期の大名の横顔を紹介した本です。 おそらく、幕府の隠密が関わっている…
60歳からの教科書 お金・家族・死のルール (朝日新書) 作者:藤原 和博 朝日新聞出版 Amazon 『35歳の幸福論』『45歳の教科書』など年代ごとの指南本を出版されてきた、民間出身者初の都立中学校長を務められたことで知られる藤原さんですが、とうとう60歳版…
裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書) 作者:橘玲 講談社 Amazon 2016年出版の『言ってはいけない』以降、階級社会の固定化に纏わる、「下級国民」にとって、まだまだ下はあるぞと言わんばかりに底に突き落とすような著作を連発してい…
生! 池上彰×山里亮太 深読みニュース道場 (角川書店単行本) 作者:池上 彰,山里 亮太,MBS報道局 KADOKAWA Amazon 池上彰さんが、南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さんとその時点のニュースについて、山ちゃんの問いに池上さんが答えながら紹介する…
京大 芸人 ノート 作者:ロザン 宝島社 Amazon 高学歴芸人として知られ、芸能人のクイズ番組でよく見かける京大卒の宇治原さんは知っていたのですが、相方が菅さんというのをこの本で初めて知りましたし、相方とは大教大付属天王寺という名門校の同級生で、菅…
少年スポーツ ダメな指導者 バカな親 作者:永井 洋一 合同出版 Amazon ご自身もサッカークラブで指導しながら、スポーツジャーナリストとして少年スポーツについての著書も多く出版されている方が語られる少年スポーツの”暗部”です。 この本の出版は2007年と…
AIに負けない子どもを育てる 作者:紀子, 新井 東洋経済新報社 Amazon AIが東大合格を目指す「東ロボ」プロジェクトを紹介した『AI vs. 教科書が読めない子供たち』が大きな話題をまいた新井さんが、その過程で、実は多くの日本人が読解力に問題を抱えて…
ヒキコモリ漂流記 完全版 (角川文庫) 作者:山田ルイ53世 KADOKAWA Amazon お笑い芸人髭男爵の片割れ山田ルイ53世さんの半生記で、引きこもりに入るところから、その状況を抜け出して芸人デビューを果たし、結婚してお子さんを持つまでを語られた内容となって…
母脳 母と子のための脳科学 作者:黒川伊保子 ポプラ社 Amazon 『妻のトリセツ』など脳の機能の性差についての著書で知られる黒川さんですが、この本はお母さんと子どもの脳の働きについての本です。 この本は出世作である『女の機嫌の直し方』と同時期の出版…
社長って何だ! (講談社現代新書) 作者:丹羽 宇一郎 講談社 Amazon 伊藤忠商事の社長と務められた丹羽さんが語られる社長の在り方についての本です。 丹羽さんは社長在任中に、日本を代表する大企業の社長を務められているにも関わらず、電車通勤をされていた…
99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ 作者:河野英太郎 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon かなり以前に『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』を紹介していたみたいなのですが、リーダー論の本を読んでいてこの本が推薦図書となって…
会社がなくなる! (講談社現代新書) 作者:丹羽 宇一郎 講談社 Amazon 先日、2019年に出版された丹羽さんが日本の近未来の在り方を語られた『日本をどのような国にするか』を紹介しましたが、この本は2021年に出版された、今後の日本企業の在り方を語られたと…
新・魔法のコンパス (角川文庫) 作者:西野 亮廣 KADOKAWA Amazon 最早お笑い芸人・キングコングの片割れとしての顔よりも、自身が執筆した絵本『えんとつ町のプペル』の映画化など、プロデューサー的な仕事まで手掛ける西野亮廣さんの著書です。 これまでも…
パパイズム (角川文庫) 作者:鈴木 光司 KADOKAWA Amazon かなり以前にこのブログで鈴木光司さんの『なぜ勉強するのか?』を紹介しましたが、個人的には未だに既読の教育論についての本では最高峰だと思っていて、さらにはお嬢さんとの共著『野人力』も非常に…
日本をどのような国にするか: 地球と世界の大問題 (岩波新書) 作者:宇一郎, 丹羽 岩波書店 Amazon 長く伊藤忠商事の経営に携わられて、社長退任後は駐中国大使も務められた丹羽さんが、今後の日本の在り方を提言された本です。 この本は2019年の出版で、安倍…
AI時代の進路の選び方 「文系?」「理系?」に迷ったら読む本 (YA心の友だちシリーズ) 作者:竹内 薫 PHP研究所 Amazon 科学についてわかりやすく紹介することで知られ、このブログでも『99.9%は仮説』などの著書を紹介した竹内薫さんが、おそらく中高生あたり…