99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ/河野英太郎

 

 

 かなり以前に『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』を紹介していたみたいなのですが、リーダー論の本を読んでいてこの本が推薦図書となっていたので、手に取ってみました。

 

 先日紹介した『嫌われる勇気』の大ヒットで知られる岸見先生によるリーダーシップ論である『ほめるのをやめよう』の中で、リーダーというのは役割で上下関係ではないとおっしゃっているのに目からウロコだったのですが、この本でも冒頭で同様のことをおっしゃっていて、やはりそういうモンなんだ…とナットクした次第です。

 

 この本では冒頭で「だれでもリーダーになれる」とおっしゃっていますが、役割としては「ビジョンを構築」し、「人心を掌握」し「関係者を動機づける」ことだとジョン・コッターの理論を引用されていて、それって難しくないっすか!?とツッコまれていますが、それにはコツがあるとおっしゃって、そのコツを紹介しています。

 

 ただ、その列挙されているコツというのが、まあ一つ一つを見ると、そういう美質を備えている人もいるかもね!?とは思うのですが、私心を抱かず、常に冷静で公平で偉ぶらず、学び続けると…書き連ねていてタメ息がでてきますが、こんなのすべて兼ね備えてたら聖人だとしか思えず、とてもワタクシなどは…と思いますが、まあ、ひとつでも身に付けて行くしかないんでしょうね…誰もワタクシをリーダーとして求めてはいないと思いますが…