- 作者: 野口智雄
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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クリス・アンダーソンの「FREE」が出て以来、触発された書籍がいくつか
見受けられますが、これもそのひとつです。
「FREE」が出た当初は、結構その内容が衝撃的に受け止められましたが、
今や、あまりその内容が取り上げられることは無いように思われます。
と言うのも、この本でも取り扱われている内容というのが、日本のマーケティ
ングにおいては、多少の目新しさはあるとはいえ、「FREE」を手がかりに
集客すると言うのは、前々から見受けられた手法なので、「なあんだ!」みたい
な印象があるのかな、と思います。(アメリカで斬新だ、と言うのが意外な気が
します。というのも、10数年前にニューヨークに言ったときに、Buy two Get
One Freeみたいなセールをあちこちで見た記憶があるのですが…)
まあ、特にネット社会において、クリティカルマスを早期に獲得するために
「FREE」戦略を採るというのも、Yahooとかですでにおなじみですし、
それ以外の集客のための試供品提供なんてのは言うまでもありませんし…
まあ、如何にして、「FREE」で提供した以上の価値を得ることができる
ビジネスモデルを作れるか、がポイントだと言う、非常に当たり前のことを
書かれています。
まあ、読みにくい大著の話題書の内容をかいつまんで理解できると言う意味
で価値があるのかも知れませんが…