佐藤可士和のクリエイティブシンキング/佐藤可士和

佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング

 売れっ子アートディレクターの佐藤さんの著書です。
 以前も、別の著書を紹介してたつもりだったんですが、取り上げる
のは初めてのようです。

 元々、博報堂でプロモーションに関わっておられて、現在のアート
ディレクションに特化されされたお仕事につながっているようですが、
その中でも、共通認識の形成ということを非常に重視されています。

 ある事象を見る場合でも、視点の違いによって全く違うんだと言う
ことを、円錐をどの方向から見るか、ということに単純化して、例示
されていますが、まあ、それぞれの立場の違いって言うのは、それ位
極端なのかもしれません。

 そのギャップをどうやって埋めるか、ということを取り上げておられ
ますが、まあ、アートディレクションの専門家っぽく、図示を推奨され
ているのですが、ワタクシを含めて、絵を書くことに病的なまでに拒否
反応を示すことがいることについて、対象物を「○○のようなものです」
という風に、認識を共有できるものを察知して、早期に認識の共有を図
ることをが、クライアントとの共感を得る近道のようです。

 そういわれてしまうと、意外と単純なんだなあ、と思ってしまいますが、
まあ、それがなかなか…