行動科学が教える日本一やさしい職場ストレスマネジメント講座/石田淳

 

行動科学が教える日本一やさしい職場ストレスマネジメント講座

行動科学が教える日本一やさしい職場ストレスマネジメント講座

 

 

 行動科学マネジメントに基づいたストレス管理ということなんで
すが、今までの本と比べると、行動科学マネジメントの色彩は若干
薄めになっています。

 職場でのストレスの大部分は、人間関係…しかも上司と部下の
関係であることが多いとようです。

 昨今起こりがちな上司と部下の軋轢と言うのは、根性論で育て
られてきた上司と、合理的な考え方で育ってきた部下の価値観や
認識のギャップから生まれることが多いようですが、お互いが、
相手の認識というモノをちょっと意識するだけで、うつになった
り、引いては退職を強いられたり、最悪の場合、自ら命を絶った
りという深刻な事態に陥ることを避けることができるようです。

 その「ちょっとした意識」をするために、手首に輪ゴムをして
おいて、相手を悪く思うように認識が動いた時に、輪ゴムを弾く
ように決めておいて、認識を転換させるようにする、といった
ことも効果があるようです。

 そういう風に煮詰まってしまう前に、余裕のあるうちに、色ん
な考え方があるということを認識しておくことが大事なのかも
知れません。