教える技術 チーム編/石田淳

 

<チーム編>教える技術 行動科学で成果が上がる組織をつくる!

<チーム編>教える技術 行動科学で成果が上がる組織をつくる!

 

 

 ちょっと間が空きましたが、久々に石田さんの行動科学
マネジメントの本です。

 以前紹介した『行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術

のチーム編ということなんですが、上司と部下の関係が主
に書かれているので、「チーム」ということに限らず、応
用編と言った感じの本です。

 職場全体で成果を上げようとすると、部下との信頼関係
が重要だということを、石田さんは再三主張されています
が、その信頼関係を醸成するために必要なこととして、突
き詰めて言えば、自分のことを「ちゃんと見てくれている」
と言う認識を部下に持ってもらうことだと言うことです。

 それでは、そう思ってもらえるようにはどうするか、と
言うことなんですが、ちゃんと、部下の「行動」を「ほめ
る・叱る」ことだとおっしゃいます。

 見た目や属性などをホメても、その時はいい気分になる
かも知れませんが、行動をホメることで、よりその行動に
部下を駆り立て、それを上司がまたちゃんとホメる、とい
うことを繰り返すことで、関係が強化され、ひいては職場
全体のパフォーマンス向上につながるということです。