手ばなす技術／伊藤守

手ばなす技術 心の壁を超える57のルール

　我々、生きていく中で少なからず何かに固執して生きているんだと思うのですが、
それらを「手ばなす」ことを勧める本です。

　印象的だったのが、「幸せになる方法知りません。でも不幸を手ばなることは、
できるように思うのです。」と書かれていることです。

　妙なこだわりや、誰かへの恨み、変な人間関係、使いもしないモノなど、それを
無くせば、どんなに自由になるんだろう、ということを書かれているのですが、
確かに、そう言われてみると、何で後生大事にそんなものにしがみつき続けている
んでしょうね、と思ってしまいます。

　ということで、あんまり肩に力を入れずに、だからと言って流されずに生きていく
ことで、少なくとも「不幸」ではなくなるのかもしれませんね。