先日紹介した『ロジカル・コミュニケーション』の上級編と位置づけられた本です。
「話の設計図」に基づいて話をしていくことで、何の対策もせずに話すよりも、話す内容が整理できて、格段に伝わりやすくなるのは間違いないのですが、例えば、相手を説得したりする時など、話を理解してもらった上で、コチラに取って望ましい何らかの行動を取ってもらおうと思う場合は、もう一段上の「会話のスキル」が必要だということです。
では、そのために必要なモノは何かと言うと、「相手の目線」ということになります。
コチラがキモチよくしゃべっただけでは、相手はあんまり聞く気も無くて、当然内容もあんまり記憶に残らないんですが、相手の関心のあること、こうして欲しいんだろうなあと思われることを織り込んでおくことで、相手の聞く気と、話の内容の定着度が格段に上がるようです。
そのために、前もって相手の関心とか、話そうとする内容への知識レベルとかをしっかりと下調べしておいて、それに基づいて話すのはモチロン、話の状況に応じて、相手が関心のありそうなことに、臨機応変に対応することが重要なようです。
言われてみれば当たり前なのですが、ちゃんと相手の言うことを聞きながら話すことが、相手に聞いてもらうコツなんですね!