東海道新幹線の車窓は、こんなに面白い!/栗原景

 

 

 この本では東京から出発して新大阪に着くまでに、東海道新幹線の車窓から見えるモノを写真付きで紹介された本です。

 

 2010年に東京の部署に異動になって以来、月に2回は東海道新幹線で東京まで往復しているのですが、富士山や浜名湖といった超有名な絶景からよほど気を付けてみていないとみることができない史跡、オモシロい広告などかなりニッチなモノも含まれていて、コレコレコレ!!といったモノや、あれだけ乗っていても知らなかった!というモノも多数あって、かなり興味深い内容となっています。

 

 ただ、個人的にはいつもE席に座ることもあって、A席側の風景にはかなり疎いこともあって、そんなんあったんだ!?的なリアクションになってしまうワケですが、三島駅の「発射台」など「鉄」的にもかなり気になる車窓があるようで、この本を読んでタマにはA席側に座ってみよっかな!?とかと思ってしまいます。

 

 またE席側から見えるはずの風景として彦根城名古屋城を挙げられているのですが、割とハードルは高いようで、次回は何としても見てみようかと思っています。(笑)

 

 また、米原岐阜羽島駅間で見える元々三洋電機の施設だったソーラーアークですが、パナソニックのロゴに変わった悲哀を語られているとともに、事業所自体がなくなってしまったらしく、この本の出版が2016年なのでちょっと気になってググってみたら、どうやらソーラーアーク自体の解体も間近だと知って、別れを惜しんでおこうと思いました。

 

 この本を持っていると、ブラインドを下すのはもってのほかですし、居眠りや読書すらもったいないと思ってしまって困ります…