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女流阿房列車/酒井順子

 

女流阿房列車 (新潮文庫)

女流阿房列車 (新潮文庫)

 

 

 内田百閒の『阿房列車』の女性版ということで、酒井さんが週刊新潮の編集部のムチャ振りに応じて「乗り鉄」をします。

 百閒先生のタイトルにちなんでますが、内容としては宮脇俊三さんがされたことを下敷きに、現代バージョンとして取り組んでおられて、東京メトロの全線を一日で乗り切るとか(宮脇さんが乗られたころより、2倍以上にもなっているようですが…)、最長の鈍行列車に乗るとか、企画としては宮脇さんのモノをなぞっているのですが、トーンとしては前作とは異なり、かなりハチャメチャな内容になっています。

 いいオトナが、こんなバカバカしいことを真剣にやっているということに、眉をひそめる向きもあるかもしれませんが、個人的にはそういうところに「鉄」の奥深さを感じるのですが、それは贔屓目なんでしょうか…