日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018)
- 作者: 湯浅健二
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2007/07/10
- メディア: 新書
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先日、「サッカー戦術の仕組み- 日本人の“サッカーIQ"を高める本」に
感銘を受けた湯浅さんの本を図書館で見つけたので、手にとってみました。
タイトルから見ると、フォワードの決定力不足について書かれた本のように思えます。
でも、この本は、著者のプレーヤーとしてのドイツ留学時代の経験、コーチ時代の経験
を通して、日本人のサッカープレー中のメンタルについての言及がなされています。
まず、日本人は責任を曖昧にする傾向があるということで、責任がはっきりしたプレー
を回避しがたるということです。
ということで、決めたか、外したかということが明確になるシュートを避ける傾向が強い
ようです。
あと、日本のサッカーの後進性を示すものとして、ボールを持っていない時の動きの
緩慢差について書かれています。
こういう日本人のとしての根源的な部分を指摘されると、絶望的な気もしたのですが、
非常に興味深い観点でした。
なんとか、こういうものを変えていかないと、本当に強くはなれないのですね。