- 作者: 仁志敏久
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 新書
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理論派として知られる元プロ野球選手の著書です。
割と、ストレートな物言いをするイメージがあったのですが、
文章を書かれると、ご本人も「考えすぎるきらいがある」と言わ
れていることが反映されているようで、結構ゴツゴツとした文章
を書かれるなあ、という印象でした。
ただ、思ったことは、結構キビシイこともストレートに書かれて
いますが…
特にこの本の中で、再三強調されているのは、考えてプレーする
ことの重要性です。
特に目からウロコだったのが、何のために捕球するか?という
ところで、これもポジションによって意味合いが変わってくると
いうことで、さすがに深いなあと感心させられました。
で、仁志さんは子供への野球の指導を将来やりたいということ
で、子供への野球の指導についても書かれていますが、仁志さんが
子供から、「どうしたら野球がうまくなりますか?」と聞かれて、
「どうしたら野球がうまくなるかを考えること」だと答えられて
いるようです。
考えた結果を試してみて、うまくいかないところを修正して
練り上げていって初めてうまくなるのだと言うことで、「基本」
と言われていることを鵜呑みにするのではない、ということです。
最近、あんまり野球は見ないのですが、非常に感心しながら
読めました。