反・鈍感力/浅井愼平

反・鈍感力 (朝日新書 76)

反・鈍感力 (朝日新書 76)

 昔から、あんまり確たる理由はないんですけど、浅井さんにはなんとなく
好感を持っていて、その理由がこの本を読んでハッキリしました。

 割と爽やかな風貌でいながら、非常に頑固なところのある人だっだみたい
ですね。

 この本は、浅井さんのスタンスを、スポーツや音楽、映画などを通して
語ると言う形なのですが、メインテーマとしては、人として如何に「美しく」
生きるか、みたいなところなんじゃないかな、と感じました。

 日本人は、明治初期の遺風なのか、外国からの影響を、あまり自分たちの
状況を考えずに、そのままを受け入れてしまう傾向がある、と浅井さんは
感じられているようで、そのせいか、あまり与えられた情況に疑問を感じない
人が多いと思われているようです。

 そこで、確立された「個」となるためには、状況に疑問を呈することだ、
と言われおり、そこに、個人としての潔さとか、佇まいとしての「美しさ」
がでてくるのだ、と言われています。

 なんとなく、手にとって見たこの本なのですが、結構影響を受けてしまい
そうです…