- 作者: 山田ズーニー
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/01/07
- メディア: 単行本
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糸井重里さんが主催する「ほぼ日イトイ新聞」と言うサイトの連載をまとめた本で、
「小論文教室」を名乗っていますが、ノウハウ物というよりも、読者の人とのやり取りを通して、
「発信する」ことについていろんな角度から考察されています。
というよりも、「発信する」ことにもがき苦しんでいる人たちに寄り添っているって感じです
かね…
「発信する」と言っても、「小論文教室」と名乗っているからと言っても、別に文章を書くと
言うことに特化しているわけではなく、普段の周辺の人とのコミュニケーションも含まれるよう
です。
で、現代の日本人は往々にして、発信する際に困るのは、
・本当に自分の言いたいことは何か、ということが明確に意識できていない。
・言いたい相手の属性がちゃんと把握出来ていない。
(というよりも、相手を明確に出来ているのかすらわからない…)
ということで、そういうところをもがき苦しみながら、突き詰めて言っています。
逆に言うと、そういうことを意識するクセをつけていると、言いたいことを明確伝える近道に
なるようです。
ちょっとスジが見えにくくて、読みにくいところはあるのですが、そこでもがき苦しむことで
得るものも多い本だと思います。