サッカー日本代表遠藤選手のW杯出場を中心とした回顧録です。
これまでも、バイオグラフィ的な本を出されているので、被っ
ている部分もあるのですが、南アW杯以降はそう言った本がなか
ったので、そういう意味では、まあいいか、という感じです。
ただ、遠藤選手らしく、淡々としたモノ言いで、いい意味でも
悪い意味でも、ご自身で書かれているんだなあ、という感じなの
ですが、驚くべきは、つい先頃までのボスであったザッケローニ
監督との対応についても、かなり率直に発言していることです。
W杯直後のNumberのインタビューなんかでも発言されていたの
ですが、ザッケローニ監督やブラジルW杯日本代表の主力であっ
た本田選手、香川選手、長友選手なんかとも、ビミョーに温度差
があったことを率直に表現されています。
その辺りのリーダーシップの持って行き方について、監督や協
会のマネジメントに中途半端な部分があったことを覗わせます。
当面、選ばれる限り日本代表としての活動を続けていくことを
表明されていますが、遠藤選手のファンであるワタクシ自身も、
それが日本代表にとっていいことなのかどうなのか、判断しかね
る、というのが偽らざるところだったりします。