また、やってもた…
昨日、林さんの出世作『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? (PHP文庫)』
を紹介しましたが、第2弾だと思っていた本作、実は第3弾だ
ったようで…第2弾は、また改めて紹介いたします…
この本も『餃子屋…』で出てきたアパレルメーカー・ハンナ
が舞台になっているのですが、社長である由紀の従兄が入社し、
ハンナを引っ掻き回すといった設定です。
林さんは、一貫して管理会計の数字を盲信することの危険性
を語られていますが、この本もその方向性に変わりはありませ
ん。
ついつい優秀と言われるコンサルタントだったり、会計に
関る人たちは、会計の万能性を過信してしまうわけですが、ち
ょっと悪意があって、かつ会計の知識がある人が、ほんの少し
切り口を変えるだけで、あっという間に、赤字企業が優良企業
に化けたりする可能性もあるようで、そういう意味でも、あく
までも現場の状況と照らし合わせることが、会計を有効に活か
すための必須条件となるようです。